自分でつくる化粧水

※この記事は、ブログ『ランボー、クレー、モーターユニット あるいは不思議の環』2012年7月1日からの抜粋です。

https://ameblo.jp/doronjo7/entry-11291096412.html

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アトピーの場合など、化粧品のアレルギーに悩まされる女性は多いもの。できるだけ無添加のものを使うにしても、商品として流通している以上、それなりの防腐剤・穂保存料などは使わざるをえません。

しかし自分でつくるのなら、長持ちさせる必要まったくなし。数回分の少量をつくり、数日だけ冷蔵庫などで保存すればOK。また自作ならば、自分にとって必要な成分を、必要なだけ配合することができます。

そこで、自分で化粧水をつくるためのレシピをご紹介します。基本として必要なものは次の通り。



●化粧水の自作に必要なもの

・100ml程度のポンプタイプの容器。100円ショップなどで購入可能。

・精製水。薬局で購入可能。浄水モードのある浄水器がある方は、それでもOK。

・グリセリン。これも薬局で。保湿作用があるとともに、化粧水の粘度を高めることができます。量としては、100mlの精製水あたり、5ml程度で。

・ラベル用のシール。100円ショップなどで。作成した日、内容成分などを書いて貼っておくと便利。



●こんな成分を配合してみよう

・リン酸Lアスコルビルマグネシウム(ビタミンC誘導体)

→これは経皮吸収性を高めたビタミンC。コラーゲン合成、美白効果などが期待できる。100mlあたり、1g程度といったところ。

・ヒアルロン酸ナトリウム

→保湿・保水作用の高いヒアルロン酸は化粧品原料としても定番。100mlあたり、0.1~0.2gでOK。

・ナイアシンナミド

→ビタミンB3としても知られるナイアシン。血行の促進やHDLコレステロール増加作用などがああるけれど、皮膚に使った場合は表皮のセラミド合成を高めることが分かっています。特に肌が乾燥しやすい方にお勧め。100mlあたり、5g程度を。

・ハイドロキノン

美白効果が有名なハイドロキノン。以前は薬剤として使われてきましたが、最近では化粧品にも配合されるようになってきました。ただしあまりに高い濃度は肌荒れの原因となるため、2%以内に留めるようにしましょう。100mlあたり、1~2g。



だいたい↑で紹介したあたりの成分が化粧水自作の初心者にオススメできるもの。ネットで検索しすれば、これらの原料を入手できるところが見つかるはず。

質問してきても、教えませんよ。それくらいは自分で調べること!

次に紹介する2つは最近になって使われるようになった成分で、正しい使用量などはまだハッキリ分かっていません。現時点では参考程度にどうぞ。



・ウルソル酸

→老化したコラーゲンを元に戻し、シワやほうれい線を薄くする効果がポーラの研究で確かめられています。ただしウルソル酸は水にも油にも溶けにくいため、ナノカプセルに入れられた化粧品が販売されています。

・1-ピペリジンプロピオン酸

紫外線などの外界ストレスにより、Serpin-b3というタンパク質が増え、表皮のバリア機能が失われます。またSerpin-b3はコラーゲン分解酵素を増やすことにより、真皮にもダメージを与えます。

1-ピペリジンプロピオン酸はこのタンパク質ができるのを防ぐ作用があります。