こんにちは!
売れる仕組み創造ラボ、所長の理央です。
今号の特集は、「エレコムの家電参入に学ぶ、付加価値の付け方」です。
売れる製品開発には何をすればいいのか?
付加価値をどうつけると、独自性が出るのか?
についてのヒントを、この記事から見つけてください。
■目次
… 1.今週の特集
「エレコムの家電参入に学ぶ、付加価値の付け方」
… 2.ビジネスコラム
「イオンスーパーの独自性」
… 3.著作・イベントのお知らせ
… 4.編集後記
第1特集【エレコムの家電参入に学ぶ、付加価値の付け方】
パソコンの周辺機器のメーカーのエレコムが、調理家電に参入しました。
エレコムといえば、USBメモリーやマウスとか、スマホ用のカバーやフィルムなどの、PC周辺のアクセサリーのメーカー、というイメージです。
なので、「調理家電を出す」と聞いた時には意外でした。
ホームページを見ても、トップはやはりパソコンやスマホ関連の、製品紹介が中心です。
ところが、製品の一覧ページにいくと、パソコン関連だけではなく、ヘルスケア製品やUSBで使える扇風機など、私が知らなかっただけで、さまざまなカテゴリーの製品を扱っています。
調理家電のページに行ってみると、「マグカップ型電気なべ」というのがあります。
一見、ステンレス製のマグカップなのですが、「材料を入れて、スイッチを押すだけで、味噌汁やスープができる」とのことです。
マイナビニュースでは、実際にこのマグカップを使って、スープを作った時の様子が描かれている記事があります。
細かく切った具材に、粉末のスープの素と水を入れれば、もうそれだけでできてしまう、という感じです。
寒い時などに、「夕ご飯にあと一品、温かいものが欲しい」という時などにぴったりです。
エレコムのコンセプトは、「一人でも気軽に使える調理家電」とのこと。
USB扇風機もそうですが、一人暮らしに「あれば便利」、というニーズに対応させています。
すぐにお湯が沸くので、ちょっとコーヒーや紅茶を飲みたい時にも使えますよね。
エレコムでは、新しいライフスタイルブランド、「LiFERE(リフィーレ)」を立ち上げて、IHのホットプレート「ホットディッシュ」を販売しています。
このブランドも、「人々の生活から切っても切り離せない、“食”を通して、おうち時間をもっと豊かな時に変えたい」
という想いからプロジェクトをスタートさせたそうで、約3年試行錯誤を続けたそうです。