【MBの"超"思考】昨年対比なんてクソくらえ「200点満点理論」の考え方

4月になりました。今回は新生活を送る方へ向けて役に立つロジックを2つご紹介します。以前にメルマガでも一部触れたことなのでタイトルで既視感のある方は購読せずとも理解できているやもしれません。ご参考に。



▼▼▼本日のメニュー▼▼▼

1.MBの仕事術-結果を出す考え方-

・誰でも成果を出せる「200点満点理論」

・継続することが一番の差別化「1日1時間の学習」



2.MBの推薦書

「人生がときめく片付けの魔法」



3.Q&A

Q1.「歌手としての在り方」

Q&A募集のお知らせ

1.MBの仕事術-結果を出す考え方-

誰でも成果を出せる「200点満点理論」

私は高校時代勉強が大嫌いでした。国語だけは飛び抜けて成績が良かったのですが、それ以外は軒並みダメ。意気込んで勉強してみると時に学年10位以内にランクインすることもありましたが、元々好きでもない科目はどうしても長続きしない。生物は特に興味が無かったので慢性的に得点が悪く、大学入試センター試験でも大きく足を引っ張られたものです。

そう、ところで「大学入試センター試験」ですが。私の時代は英語や国語(現代文と古典合わせた科目)などは200点満点。生物や世界史などは100点満点、と科目により満点となる得点が異なっておりました。(今でもそうだと思いますが。)

私は当時これがどうも納得できなかったのです。何が納得できないって・・・だって模擬試験をしても世界史は70点しかとれないのに、英語は140点とかとれるわけです。「なんで英語は100点以上とれるのに、世界史はダメなんだろう・・・??」と。

「ああ、MBは高校時代そんなことも分からないくらいバカだったのだな。」

と思うでしょう。上の通り私はバカでしたが、「割合で考えれば同じ」ということくらいはさすがに分かりました笑。200点分の問題が出ているだけで、1問あたりの配点が2分の1になっているのだから140点も70点も実質同じことです。しかし私は高校時代こう考えました・・・

もし世界史が200点だと思い込んで勉強したら100点満点くらい簡単にとれるのではないか??

思考実験的に考えただけで勉強嫌いな私はこれを実行しなかったのですが、、、実はこの理屈を使って私はサラリーマン時代に大きな結果を残したことがありました。



▼人は「100点満点」だからこそ70点しか取れない

あなたは高校時代のテストで、最高何点をとったことがありますか??「95点、98点は経験しているけど100点満点だけは経験したことがない」なんて人も多いでしょう。100点満点を経験したことがあっても、高校の学習内容ならばそう何度も連発はしていないはずです。秀才であっても100点満点を確実に叩き出すのはなかなか難しいはずです。

何故100点満点を生み出すのは難しいのか。それは人間が不完全な生き物だからです。機械の様に試験範囲を正確に記憶でき、また必要に応じて引き出せるのならば100点満点を連発することは容易でしょう。しかし人間はそう完璧ではありません。試験勉強中、たまたま調子の悪い時に学習したところだけ記憶が抜け落ちることもあるでしょう。試験当日風邪を引いてしまい、ケアレスミスをしてしまうこともあるでしょう。そうして100点満点は容易に妨げられます。100点満点の試験に挑めば多くの人は90点どころか、「数日気を抜いて勉強し漏れた」「苦手なところを克服する時間がなくて・・・」と70点80点程度で終わるのが関の山です。

また言い方を少し変えると、100点満点のテストがこうして70,80点程度で終わってしまうのは、「ちょうど100点満点分の準備しかしなかったから」という「準備の問題」でもあります。ちょうど100点をとれるようにイメージして学習すれば当然上の様に不完全な部分が顔を出しミスして満点は狙えません。・・・しかし200点満点のテストの場合はどうでしょうか。「200点満点分の準備」をしているから多くの人は100点満点以上が獲得できている・・・という様にも考えられるはずです。

人は「ここが目標地点だ」とするところの寸前までで止まるものです。これは販売や営業に従事している人ならば簡単に理解できるはずです。販売や営業は「昨年対比」という指標を用います。昨年に対して今年はどの程度達成できたか、を図る指標です。

今年度の売上➗昨年度の売上✖️100%=昨年対比

という数式で算出するものです。

私はアパレル業界でサラリーマンになり販売員時代、店長時代、マネージャー時代にこの「昨年対比」という数字を強く意識させられました。アパレルの多くは私の時代から既に不況が滲みよってきており、業界全体で昨年対比を割る(100%以下になる)ところが増えてきていました。

私も管轄店舗の目標を達成しようと頑張るのですがどうも「昨年対比96%」くらいで終わってしまうのです。しかもそれは私の店舗だけでなく会社全体、ビルのテナント全体がその様な数字で推移しているところが多かったのです。まるで全員で談合をしているかの様に多くの店舗が「昨年対比95%程度」で推移しており、それを私は心底不思議に思ったものです。

「距離が離れている店舗も、隣の店舗も皆一様に何故昨年対比95%程度で収まるのだろう??」

「どうしたら自分の店舗は昨年対比140%くらいをとれるのだろう・・・??」

そう考えた時に高校時代のセンター試験を思い出したのです。「そうか。世界史は70点しかとれないけど、英語は140点をとれるわけだ。だから昨年対比200%とるつもりでやればいいんだ。」と簡単に考えたのです。

私が実践したことは以下の通りです。

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