「やっぱりオーナーになりたい!」(下)~フランチャイズビジネスの成功法則とは?~俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編 Vol.52

「やっぱりオーナーになりたい!」(下)

~フランチャイズビジネスの成功法則とは?~

 こんばんは。俣野成敏です。

 たいてい、人は美味しそうな投資話を聞くと、「これは間違いない」「オレの直感は絶対だ」といった調子で投資を始めます。しかし1年、2年と経ち、ご家族から「あれ大丈夫?」と言われた時に、だんだん不安になってきます。そして気づけばマイナスが積み上がって売るに売れなくなっていたり、塩漬け状態になっている、というワケです。

 もし、最初から自分で目利きができれば、購入段階できちんと見通しを立て、戦略的に商品を選べるようになります。そうなれば、途中の値動きに心を煩わされることもなく、時々くる報告書を見るくらいで、特に何もしなくても資産が増えていきます。これが「不労所得」です。結局、投資とは購入時と売却時の利ざやで結果が決まります。

 当メルマガでは、この「マネーリテラシー」と「ビジネス」を“車の両輪”と捉え、それらに役立つ知識をお伝えするものです。「なぜお金のメルマガでビジネスを?」と思われるかもしれませんが、投資をするにはお金が必要で、それはたいてい、ビジネスによってもたらされます。前回Vol.51で、起業は「成功すれば、非常に率の良い投資となる」ことをお話しました。

もしかしたら、これをお読みの方の中には、お金のために嫌々仕事をしている方がいるかもしれません。世間には「仕事を辞めたいからお金が欲しい」と思う人も多いようですが、ここは逆の発想が必要です。つまり仕事がうまくいくようになれば、お金も自然に入ってくるという考え方です。お金の呪縛から逃れれば、仕事を趣味にすることも可能となります。

「お金」と「仕事」は、充実した人生を送るのに、欠かすことができません。ぜひ、当メルマガを大いにご活用いただければと思います。



【Vol.52『フランチャイズビジネス(下)』目次】

〔1〕イントロ:「クロック氏を夢中にさせたものとは何なのか?」

〔2〕本文:「やっぱりオーナーになりたい!」(下)〜フランチャイズビジネスの成功法則とは?〜

1、目利きは、どこに目をつけているのか?

 ◎レッド・オーシャンに浮かぶ「ブルー・アイランド」を探せ

 ◎「ビジネス書×ダイエット」という新しい切り口

2、成功をつかむために、主体的に行動してみよう

 ◎「一人で気楽なFC」は本当か?

 ◎相手は「自分の不利になることは言わない」

3、有望なFCビジネスを選ぶために抑えておきたいポイント

 ◎これを聞けば、そのFCの経営状況がわかる!

 ◎FCの実態をつかむための10の質問

4、違う会社のビジネスモデルを導入する際の問題点はこう解決!

 ◎与えられるのを待っていては成功はつかめない

 ◎本部とのズレをなくし、120%ノウハウを享受する方法

5、「夢を形にできる」のがビジネスオーナー

★本日のワンポイントアドバイス☆★

 ビジネスオーナーになる覚悟ができているかどうかを知る3つの質問

☆今週の宿題★☆

 FCビジネスをヒントに経営者発想を身につける

〔3〕次回予告(予定):

「保険は結局、入った方が得?損?」

〜2017年の保険料改定がもたらすもの〜

〔4〕今週のQ&Aコーナー:

 仮想通貨が爆上がり!この後、どうすればいいの?

〔5〕ニュースのビジネス的着眼点:

「最後にババを引くのは誰だ?」

〔6〕編集後記:

「なぜ、セブン-イレブンは業界で一人勝ちをしているのか?」回答例



◆〔1〕イントロ:

「クロック氏を夢中にさせたものとは何なのか?」

 今回は、「フランチャイズビジネス」の応用編をお届けします。

 本編を始める前に、少しFCの歴史を見てみましょう。フランチャイズビジネスの先駆者と言えば、マクドナルドコーポレーションの創業者、レイ・クロック氏が有名です。

 

 1954年、米国ロサンゼルス東部のサンバーナーディノ。それまでミルクセーキ用ミキサーの1セールスマンに過ぎなかったクロック氏は、そこで大きなビジネスチャンスが眠っていることを発見します。クロック氏がそのように感じたのは、マクドナルド兄弟が開いていたハンバーガーレストランの評判を聞きつけ、お店に立ち寄った時のことでした。

 セールスマンとして全米を回っていたクロック氏は、シンプルでシステム化されたレストランを見て、チェーン化を思い立ちます。氏はマクドナルド兄弟からフランチャイズ権を買取り、そのお店を今に続く世界的なFC店へと育て上げました。

 クロック氏は、起業家としては52歳という遅咲きでしたが、1984年に心不全で亡くなるまでマクドナルドのために働き続けました。最後の数年間は車椅子の生活となりながらも、毎日会社に顔を出していたと言います。

 FC展開の成功によって、すでに巨万の富を得ていたにもかかわらず、氏をそこまで駆り立てていたものとは、一体何だったのでしょうか?

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