中村麺三郎商店@淵野辺にて、海老ワンタン醤油らぁ麺。
昨年オープンした、淵野辺の超人気店に2度目の訪問。今年のラーメンウォーカーグランプリにおける、神奈川県の新店(2016年オープン)の第1位だったそう。
確かに、オープンするや否や、直ちにラーメン好きの話題になったからなあ。私も、オープン直後に訪問し、そのレベルの高さに感銘を受けたことを、まるで昨日のことのように憶えている。
ただし、そんな状況でも、自らの味に決して満足しないのが優良店の優良店たるところ。
味は、オープン当初と比較して、別物と言っても良いほど様変わりしている。
出汁に用いられる素材の一部だった牛骨を思い切って除き、タレに溶け込ませていた魚介出汁の使用も止めた。
「確かに、当初の味には多種多様なうま味が含まれていたんですが、どうも焦点がボヤけるような気がして」と店主。
「自分がお客さんに味わってもらいたいのは、鶏のコクとキレ。それがダイレクトに伝わるよう、徹底的にうま味を引き算しました」。
その結果、店主の言葉どおり、新生・醤油らぁ麺は、鋭利な日本刀のような斬れ味を有するキレっキレの鶏清湯へと生まれ変わった。
うん、これは美味い!
スープ一滴たりとも残したくない気持ちにさせてくれる、まさに規格外の1杯だ。