「有料メルマガ読者コンサルレポート」(下)
~あなたのお金の悩みを解決します!~
こんばんは。俣野成敏です。
人は、「自分の身元が他人にはわからない」と感じた時に、どのような判断を下すものなのでしょうか?
(2017年)7月20日、アメリカ司法省とユーロポール(欧州警察機構)などが協力の下、世界2大闇サイトであるアルファベイとハンザマーケットを摘発したと発表しました。これらの闇サイトではあらゆる違法なサービスや商品が売買されていましたが、今回の取り締まりによって、ウェブ上でも犯罪に対する国際連携が進みつつあることを世間に印象づけました。
現在、こうした闇サイトはグーグルなど通常のブラウザでは検索することができません。ダークウェブと呼ばれるアンダーグラウンドなネットワーク領域で行われています。ダークウェブの代表としては、2013年に摘発された違法サイトのシルクロードが記憶に新しいところですが、こうした闇サイトに必須なのが「匿名性」であり、それを可能にしたのがトーア(Tor=The Onion Router:オニオンルーターの略)と呼ばれる仕組みと仮想通貨でした。
トーアとは、アクセスする際に自動で何箇所ものネットワーク中継点を介すことによって、身元をわかりにくくするシステムです。それがまるで1枚1枚、皮が覆いかぶさっているオニオンに似ている、というのでこの名がつきました。トーアはフリーソフトのトーア・ブラウザをダウンロードすれば、基本的には誰でも使用可能です。トーアはもともと、アメリカ海軍が軍事回線の安全性確保などの目的で出資し、開発されたものが民間転用されました。
本来、技術自体には善も悪もありません。トーアは新聞記者や民主活動家なども使用しており、フェイスブックはダークウェブ上にもページを持っています。犯罪に結び付けられることの多い仮想通貨ですが、その本質は「国家最大の利権である通貨を国民の手に取り戻す」ことにあります。ビットコインは第三者を介すことなく、インターネットという脆弱で信用性のおけない環境下でも取引が行えるようにした、という意味で革命的な発明です。
これらをどのように使うのかは、使用者本人に委ねられているのです。
【Vol.61『有料メルマガ読者コンサルレポート(下)』目次】
〔1〕イントロ: 情報を選択する際に、見落とされがちなこととは?
〔2〕本文:「有料メルマガ読者コンサルレポート」(下)〜あなたのお金の悩みを解決します!〜
1、有益な投資情報はどこにあるのか?
◎未来のシミュレーションは、辛めに予想しておくほうがいい
◎投資家として実利を取りにいくことが大事
2、自由になるためのステップを上る
◎「自分がわからないロジック」に賭けて後悔しないか?
◎お金の自由度が増せば、辞表を懐に入れながら仕事ができる
3、「投資とは直感勝負」という勘違い
★本日のワンポイントアドバイス☆★
☆今週の宿題★☆
投資家発想を養おう
〔3〕次回予告(予定):「働く人の税金対策」(上)〜サラリーマンが節税できる道はあるのか?〜
〔4〕今週のQ&Aコーナー: 住宅ローン控除を受けている人は、ふるさと納税利用時に要注意!
〔5〕編集後記:「万病の素」となる2大要因とは?
〔6〕今後の特集スケジュール: 2017年8月予定
◆〔1〕イントロ:
情報を選択する際に、見落とされがちなこととは?
今は、言わずと知れた情報過多の時代です。このような社会で、人々は日々、何を基準に情報を選択しているのでしょうか?
調査会社のニールセンが2015年に世界60の国と地域を対象に行ったインターネット調査によると、人々がもっとも信頼している情報ソースとは「家族や友人からの意見」で83%、2位が「企業・ブランドのウェブサイト」70%、3位が「インターネット上の消費者の口コミ」66%となっています。日本のデータを分析したところ、やはり同様の結果が出ています。
ここから読み取れるのは、「人々はダマされるのを警戒している」ということです。そこには「家族や友人、もしくは自分と同じ立場の人であればダマさない」という考え方があるものと推測できます。
しかし、実はここに落とし穴があります。それは「彼らがダマすことはなくても、彼ら自身もダマされていた場合はどうするのか?」という点です。
この問題は特に、投資において顕著です。最近、お金を増やす手段として、にわかに注目を集めている投資ですが、もともと正しい知識を持っている人は少なく、さらに詐欺が横行しています。
世の中に情報を求めた際に、それに応えるサイトは星の数ほどあります。ですがたいていのユーザーは、どれが自分にとって有益なものなのかが判断できません。それができないために、ダメな情報を信じてしまったり、逆に耳寄りな情報なのに二の足を踏んでしまったり、となりがちです。万一、知人の意見を聞いて失敗すれば、お金と知人の両方を失う可能性もあります。
そういうことが、日本全国の津々浦々で日々、起きているのです。