住まいに求める優先順位とは~午堂登紀雄の「フリーキャピタリスト入門」

不倫は悪なのか?

相変わらず不倫報道が多いこともあり、ネットのコラムに寄稿する文章を書いたのでご紹介します。ちょと過激かもしれませんが・・・

不倫は悪だと短絡的に他人を断罪する人が貧しくなる理由は、想像力が欠如しているからです。

不倫には、出来心などの単純な不倫もある一方、当人同士しかわからない複雑な事情を抱えていたりすることがあったりするので、そんな事情や背景などを考慮せず、一概に悪だと決めつけることは思考が浅い人間のすることだと私は考えています。

確かに「配偶者が苦しむし、家庭を崩壊させる行為だ」という側面はあるでしょう。

一方で、実は家庭内は冷え切っていて、子どもが小さいから夫婦という仮面をつけているだけで、お互いが何しようが無関心という夫婦もあるかもしれません。その場合、相手は苦しんでいないのかもしれないし、家庭は実質的にはすでに崩壊しているとも言えるでしょう。

また、物心ついたときから結婚相手は決まっており、お互いが家のためと割り切といって愛情はないという夫婦もあるかもしれない。

また、一方が夫婦の営みを苦痛に感じ、愛人がいることを公認している家庭もあるようです。

起業家や中小企業経営者で不倫している人(愛人がいる人)が少なくないと言われるのも、高齢になってもなお有り余るエネルギーを、同じく高齢の奥様では体力的に受け止めきれないことがあり、ひとつの役割分担みたいなものだ、という話を聞いたこともあります。

それに、夫婦にしろ恋人同士にしろ、浮気や不倫はどちらかが一方的に悪いということは多くなく、両方に問題があることがほとんどです。

「そんな扱いを受ければ不倫するのも当然だろう」というカップルもいるとおり、自分の振る舞いが相手の不倫という行動を引き出す原因になっていることもあるのです。

そういったことに鈍感で、ただ不倫した側だけを責めるというのもおかしな話でしょう。

確かに配偶者に対する裏切りではありますが、私たちは多かれ少なかれ、誰でも他人を裏切って生きているものです。

記事の新規購入は2023/03をもって終了しました