女王様のご生還 VOL.62 中村うさぎ

中村、現在、心身ともに絶不調でございます。

おかげで今週は大幅にメルマガ原稿が遅れることになりそう。

他の締切も加えると7本くらい抱えてて、そのうち1本も書けてなくて、もうアワアワです。

でも、本当に書けない!!!

書くことがないとかじゃなくて、頭の中がごった返してる感じかな。

その取っ散らかりようったら、まるで私の家の中のようだ(笑)。



家の整理整頓は苦手だが、頭の中の整理は比較的得意な方だと思ってた。

どんなにぐちゃぐちゃでも、書いているうちに光が差してきて、何かしら見えてくるものだ。

でも、今回は、書く体力がないのです。

パソコンの前に座っても、数行も書かないうちに疲れ果て、起きていられなくなってしまう。

ここ数日、ほとんどベッドで過ごしてた。

ただ怠惰かと思って自分を叱咤激励してみたりしたものの、どうにも起き上がれない。

もしかして、これ、鬱ってやつか?



心当たりは、ある。

ゲームで18歳の女子高生と知り合い、仲良くなったら、突然告られた。

もちろん交際といっても、あくまでネットゲーム上のことなので、私も相手に好意を抱いていたからOKした。



ところが!!!

その日から、私は思春期の症状の自意識スパイラルに巻き込まれ、振り回されて、まるで嵐の大海をさまよう小舟のように翻弄された挙句、木っ端微塵に吹っ飛ばされてしまった。

思春期の女子、こえーーーーーーっ!!!!

自分にも身に覚えはあるというものの、こんなに破壊力があるんだ!

反抗期の子を持つ親の気持ちが少しだけわかった気がするわ(苦笑)。



ああ、あの手のつけられないナルシシズムの暴走。

自分と他人がうまくいかないのではなく、自分と世界が噛み合わないのでもなく、ただただ自分が自分とうまく付き合えないのだ。

自分が「思いどおりの自分」になれないから苛立って、自分に対する憤懣を周りに当たり散らすのだ。

私にはそれがわかるのだが、本人にはわかっていない。

荒々しくうねる大波のような自意識に、自分が溺れてしまっている。

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