おはようございます。
ダイエットアカデミー代表の上野です。
1. 六大栄養素に勝るとも劣らない栄養がある!
今日はいきなりですが、がんのお話から始めます。
がん患者は、どの部位のがんだとしても、往々にして消化力と吸収力が弱まっている状態に陥っています。
消化・吸収の仕組みを簡単に説明しておきます。
食事をすると、消化はまず口から始まります。
<口>
口内の唾液には消化酵素のアミラーゼが含まれ、でんぷんを溶かす強い力を持っています
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<胃>
次に胃の中で、塩酸、ペプシンで消化します
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<十二指腸>
十二指腸では、胆汁と膵液が消化液として働きます。ここでリパーゼという消化酵素が出て、脂肪を分解します膵液には、でんぷんを溶かすペプチターゼやたんぱく質を溶かすトリプシンなどの酵素があります。
十二指腸でほとんどの食べ物が消化されます
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<小腸>
消化された食べ物は、小腸へ行き、ペプチターゼ、リパーゼ、トリプシンなどの消化酵素と混ざり合って、分解。栄養素の微粒物に変わります。
↓
<大腸>
大腸では、さらに水分やミネラルを吸収します。
がん患者は、この消化・吸収の流れの中でとくに小腸や大腸の機能が低下しています。
がんなどの重篤な病気にかかると、病院のお薬だけでなく、いろいろな機能性食品も取りたくなりますが、
腸が弱っている時にいくらカラダに良いものを食べても、吸収されずに体外に排出されてしまう「ロス」のほうが多くなります。
食べない方が良いということです。
病院のお薬や機能性食品の効果を最大限活かすためにも、一番にやるべきことは、腸をキレイにすることなのです。
病気と診断されていなくても、現代は未病(病気ではないが、決して健康ではない状態)が蔓延しています。
どうしたら、腸はキレイになるのでしょうか?
洋服を洗濯するように、腸も洗濯したいと思いませんか?
その魔法の体内洗浄剤とは?
新手の下剤なんかじゃないですよ(笑)
それは、あなたの生活のすぐそばにあるものばかりで「お水」と「酵素」です。
「酵素」といっても、「消化酵素」だけではありません。
これまでにも何度かお話してきましたが、新鮮なフルーツや野菜に含まれている「代謝酵素」もとても大切な働きをもっています。
「お水」と「酵素」を積極的に摂ると、腸が活性化し、たんぱく質、糖質、脂質(脂肪分)、ビタミン、ミネラル(無機栄養素)、食物繊維などの六大栄養素や機能性食品も、効果的に体内に摂り入れることができるようになります。
「お水」と「酵素」は、六大栄養素と肩を並べるほどカラダにとって重要な働きをするために「お水」を第七の栄養素、「酵素」を第八の栄養素と呼んで重視する研究者も増えています。
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【今週の目次】
1. 六大栄養素に勝るとも劣らない栄養がある!
2. モノを溶かして流す「お水」
3. あなたの知らない「酵素」の世界
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