■新刊企画
先週、ある出版社の女性編集者が来られ、恋愛・結婚に関する女性向けの本の提案がありました。
それでかねてから企画だけを立てていた「億万長者は誰を妻に選ぶのか?」というテーマを話したら、それで企画会議にかけたいから章立て案をくださいということに。
「お前にそんな本が書けるのか?」と言われそうですが、いちおう2回結婚してますしね。。苦笑
恋愛に関しては・・経験豊富とまではいかないですが、まあ人並みには。。。笑
若いころは苦い経験もあり、その都度内省してきましたし、昨今は妻の婚活ビジネスの手伝いをしていることもあり、それなりに書けそうです。
ただ、その出版社では過去に3冊出したことがあったのですが、3打席連続無安打。なので、企画会議で「え、あの人は売れないんじゃないの」と言われそうな予感がします。。
その編集者は転職してきて間もないということで、私が出していたことは知らなかったそうな。
一般的にではありますが、2発連続で売れなければ(初版どまりで増刷なしというパターン)、次からは企画がほぼ通らなくなります。もちろん編集者からも声をかけてもらえなくなります。
私もよくあることなので、期待してくれたのに売れず、がっかりさせてしまった編集者は多いだろうなあ・・スミマセン。。
とはいえ、あれから年月も経っているので、もう一度チャレンジしてみよう。出版の依頼が減るという危機感はつねに持っていますから、この機会を逃さないようにしなきゃいけない。
一方、今書いている出版社では5打席4安打で、今の編集者になってからは2連続ヒットを続けています。なので、連載中の上司失格本の次もお願いしますという話が出ていて、テーマももう決まっています。おそらくそれも売れそうな予感がするので、もうしばらく相手をしてもらえそうです。
ちなみに私は、編集者から声がかかったときにすぐ提案できるよう、「タイトルだけ企画書」というものを作り、都度更新しています。
直接「こういうテーマで書いてほしい」という依頼が来ることもありますが、私の場合は「とりあえずお会いしたい」という話から、「なんか企画ないですかね?」と聞かれることのほうが多いです。
そのため、ササっと「こういのはいかがでしょう」と出せるように、企画案をつねに20個くらい持っています。
その名の通り、タイトル案だけをずらずら列挙してあり、それで興味を持ってもらってからコンテンツ、つまり目次案を考える、という方法です。
ただ、目次案を作ったにも関わらず企画は通らず、ということも少なくなく、すでに5本は立ち消えていますが。
何人かの編集者と話した共通項としては、閉塞感の強い昨今、メンタルやマインドに関するニーズが強いだろうということです。
私の「いい人をやめれば人生はうまくいく」「孤独をたのしむ力」も、そういう時代の潮流にあっているという。
SNSなどで監視され、インスタ映えという言葉があるほど他人の目を気にし、雑談力の本が人気になるほど対人関係に問題意識を持っている。。
私のメイン領域は投資やお金に関することと思われていますが、最近は人間観察や心理分析の研究をしていることもあり、この路線を攻めてみようと思います。
お金に関することは結構言い尽くした感がありますしね。
そこで本に関連して、次回は「出版する方法」について紹介したいと思います。