「元三流社員が数年にして経営者に至った軌跡とは?」~マネジメント格言集(6)~俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編 Vol.126

こんばんは。俣野成敏(またのなるとし)です。

今回は、「現場マネジメント格言集」の6回目をお送りします。前回Vol.120と同じく、語り手は弊社・株式会社つながりの代表取締役社長を務めております間宮秀樹(まみやひでき)が行います。

つてもコネもない落ちこぼれ社員だった間宮が、数年にして年商5億円企業の社長にまで上り詰めた経緯は、多くのサラリーマンの方の参考になるのではないかと思います。

★俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編

【Vol.126『マネジメント格言集(6)』目次】

〔1〕本文:「元三流社員が数年にして経営者に至った軌跡とは?」〜現場で生まれたマネジメント格言集(6)〜

1、「雨降って地固まる」

 ◎感情的にこじれた仲を修復するには

 ◎どうやって指名率が9割を超えるようになったのか?

2、“目からウロコ”のマネジメント格言6

 ◎成功者に可愛がられるコツとは

 ◎行動したいのにできないわけとは?

〔2〕次回予告(予定):「お金が貯まる小技特集」〜収入が増えない時代の救世主?!〜

〔3〕編集後記:面接官が聞きたいのは、「応募者の成功・失敗」どっち?

〔4〕今後の特集スケジュール:2019年3月〜4月予定

◆〔1〕本文:

「元三流社員が数年にして経営者に至った軌跡とは?」〜現場で生まれたマネジメント格言集(6)〜

■1、「雨降って地固まる」

《これまでの経緯》

転職を繰り返していた間宮はある時、俣野の部下となり、その言葉に感銘を受けます。しかし俣野は独立し、ストレッチ専門店のDr.ストレッチ幡ヶ谷店をオープン。翌年には同・下高井戸店もオープンするなど、会社は順調に成長します。けれどその裏では内紛が起こり、幹部が次々と抜けていきました。幹部と入れ替わるようにして俣野の会社に入社してきた間宮。悪戦苦闘しながらも、間宮は幡ヶ谷店を安定成長に乗せ、千歳烏山店の立ち上げにも成功。続いて下高井戸店のテコ入れに入ったところで、部下からの反発を受けますが、俣野の機転によって救われたのでした。

【感情的にこじれた仲を修復するには】

読者の皆さま、こんにちは。現在、株式会社つながりで社長を務めております間宮秀樹です。前回は、私に反感を抱いていた下高井戸店のC店長が、社長の俣野(当時)を呼び出して“間宮下ろし”を直訴するも、俣野のフォローによってことなきを得たところまでお話しました。

C店長は、俣野には非常に恩義を感じていたものの、直接の上司である私に対しては、そうした感情は持ち合わせておらず、逆に反感を持っていました。このように、もつれた感情を修復するにはどうしたらいいのかを、以下でお話しようと思います。

現在、弊社はフランチャイジー(加盟店)として2業態5店舗を展開し、50名ほどの社員を抱えるまでになっています。フランチャイジーのいいところは、“本部”という相談相手がいることです。通常、本部側は、加盟店の事業を助けるために、相談役としてSV(スーパーバイザー)を定期的に店舗巡回させています。弊社が加盟しているDr.ストレッチの本部は、マネジメントに非常に力を入れている会社です。私はSVを通じて、マネジメントのノウハウからお店を運営するコツまで、多くのことを本部から教わってきました。仕事をする上で、「使えるものは何でも使う」という考え方はとても大事です。

さて。私の仕事であるマネジメントの中でも、社員の将来を考えることは、重要な任務の1つになっています。ある時、SVと私で社員についての話をしているうちに、話題があの、私に反感を持っているC店長に及びました(当時、私はそのことを知らなかったのですが)。もとプロスポーツ選手だったC店長が、お店のマネジメントで四苦八苦していることを知っていた私は、SVにそのことを話しました。

「人は誰しも、何か秀でたものを持つのは大切なことだと思います。会社として、彼に何かできることはあるでしょうか?」と私が聞くと、「だったら、本部が用意しているスペイン選抜を目指してはどうか?」とSV。「スペイン選抜に選ばれた実績があれば、彼も指導者としての箔が付く」とおっしゃいました。

スペイン選抜とは、毎年、本部主催で開かれるトレーナーコンテストのことです。成績優秀者は、スペインのプロサッカーチームの合宿に参加し、選手にストレッチをすることを許されます。海外も含めた1000人以上いるトレーナーの中から選ばれることは、大変名誉なことです。私は「なるほど」と思い、早速、C店長に勧めたところ、その効果は絶大なものでした。C店長は、見事に期待に応えて選抜に選ばれ、それが社内にも良い影響をもたらしました。本人にとっても自信になったのはもちろんのこと、スタッフの間で「C店長のようになりたい」という者が続出したのです。

SVは、機会を見てC店長にさりげなく「間宮は君のことをすごく考えているよ」と言ってくれたようです。私からの勧めで結果が出たことや、さらにSVからの口添えなどが功を奏し、C店長の私に対する感情が徐々に変化しました。特に、第三者からのティーアップは、マネジメント上、大変有効です。ティーアップとは、「第三者から自分の意図や真意を話してもらうことで、相手の中の自分に対するイメージが向上すること」を言います。人はもともと、第三者からの客観的な意見を信用する傾向にあります。これが、本人が直接言うよりも効果が高い理由です。

まとめますと、反感を持つ部下の誤解を解く方法とは、

・使えるものは何でも使う(会社の仕組み、上司からのアドバイスやフォロー、コンテストの活用等々)

・好き嫌いは抜きにして、相手のためになることをする(それがひいては、自分のためになる)

・第三者にティーアップしてもらえるような言動を心がける(当人が信頼している人に取りなしを頼む、など)

…といったことになります。

ちなみに、今では私とC店長は固い信頼関係で結ばれています。人にとって、最初に受けた印象は確かに大きいものの、それとて後で覆すことは可能だ、という事例でした。

【どうやって指名率が9割を超えるようになったのか?】

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