【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】麺~leads~なかの

麺~leads~なかの@大和高田にて、TORI白湯らーめん。

2014年のオープン以降、メキメキと実力と認知度を上げ、今や、奈良県屈指の話題店にまで成長。店舗の場所は、大和高田駅から徒歩10程度といったところ。

店舗の前に連なる行列がランドマークだ。

同店では、近畿圏、特に奈良県において根強い支持がある泡系ラーメンを提供。

基本メニューである「TORI白湯らーめん」を注文させていただいた。待つこと5分程度でラーメンが登場。

ひと言、これは美味い!美味過ぎる!!

鶏と乾物の重ね方に類まれなセンスを感じる。

鶏の滋養味のみならず、昆布、椎茸などの乾物のうま味を巧みに活用し、洋風な装いを醸し出しながらも、繊細な和の趣をも演出できている点はお見事のひと言。

1杯ずつ小鍋でスープを温め、丁寧にラーメンを創り上げる店主の真摯な姿勢があまねく形となって表現されているように感じた。

あくまでも全般的な傾向であり例外はあるが、同じ「鶏白湯」というカテゴリーに属するラーメンであっても、関東圏のそれは、鶏の存在のみを突出させようとする一方、関西圏のそれは、鶏以外の素材を含めたトータルバランスを重んじる印象がある。

そのような意味合いにおいて、こちらの1杯は典型的な関西タイプの鶏白湯と言えよう。

はっきり申し上げて、鶏のみを煮立てて濃度をいたずらに出したスープとは比較にならないほど、味が重層的で、かつ、美味い。

同店も、奈良県に足を運んだ際には訪問必須だろう。

噂に違わない実力を有する、超優良店だ。