【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】麵屋坂本01

麵屋坂本01@王子神谷にて、特製わんたん麺。

4月18日にオープンしたばかりの新店。

オープンから数日にして既に評判は上々。昼のみの営業で、営業時間が短いとはいえ、店の前には長蛇の列が発生する程の人気ぶりだ。

店舗外観は、まるで民家のような造り。民家用の通常の表札の代わりに『麵屋坂本01』と書いた表札が掲げられている。

ランドマークである行列がなければ、気付かないで通り過ぎてしまいそうな店構えだ。この外観、実にマニア心をくすぐってくる。

「特製わんたん麺」を注文させていただいた。

鶏豚をはじめとした動物系素材の重厚なコクをズドンと前へと押し出したスープ。

そのスープを1杯1杯、小鍋で温めて提供する。

提供時には、このスープに牛脂の薫りと山椒の芳香とが絶妙に折り重なる。

汁なし担々麺ならばともかく、汁そばかつ担々麺でもないのに、山椒をデフォルトで投入してくるのは珍しい。

思わずニンマリとさせられるチャレンジスピリットだ。そして、その試みは味的な側面においても、見事に成功している。

肉厚のワンタンが大量に入るサービス精神にも文句の付けようがないし、類まれな存在感を放つ中太ストレート麺も秀逸の一言に尽きる。

これは美味い!他に類を見ないオリジナリティをしっかりと備えながら、ここまで完成度の高い1杯に出逢ったのは久しぶり。

同店は間違いなく人気店になるだろう。

人気が爆発する前に足を運ぶことを強くオススメしておきたい。