【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】麺屋杏樹

麺屋杏樹@元善光寺にて、白の無垢。

『南信州豚骨』を高らかに謳う同店。

外観、内観ともに清潔感とセンスを感じるものであり、かつオシャレ。ラーメンを食べ歩いている方であれば、確実に訪問店候補に盛り込みたくなる風貌を醸し出している。

基本メニュー「白の無垢」を注文。

どのようなラーメンが登場するのか予習することなく着丼を待ったが、登場したラーメンをひと目拝見して、当たりであることを確信!

スープを啜ってみると、うま味の組み立て方にもやはりセンスの良さを感じる。

タレと豚のコクを巧みにバランスさせており、ひと昔前に流行した「東京豚骨」とも、豚の存在感を前面に押し出した「長浜豚骨」とも異なる、この店ならではの味を組み立てることに成功している。

このスープに合わせているのは、なんと!、定番の細ストレート麺ではなく細縮れ麺。

一般的には、豚骨ラーメンと言えばストレート麺を合わせるのが常識だが、そんなセオリーなど歯牙にもかけない。

それでいて、単にオリジナリティが先走った仕上がりではなく、スープと見事に調和している。

独自色が強いラーメンを提供する飯田エリアならではの1杯に、食べ歩きの奥深さを再認識させられた。

これは美味い!

未訪の方は是非、一度足を運んでみていただきたい。文句なしにオススメできる1杯だ。