サプリメントつれづれ日記 第九段

※この記事は、『バーサーカーコラム』2014年4月11日からの抜粋です。

http://www.berserker.jp/column/show/69

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女は、髪のめでたからんこそ、人の目立つべかんめれ、人のほど心ばへなどは、もの言ひたるけはひにこそ、物越しにも知らるれ。



女性の美しい髪や肌は例えようもなく男性を引きつけ、老いも若きも、理知的な人もそうでない人も例外ではありません。

しかし女性が美しい髪や肌でいられるのは若いうちのことであり、年をとってからもそれを維持するのは、かなり難しいことです。しかし、なぜ加齢によって髪や肌の美しさが損なわれていくのでしょうか。

一つには、DNAの損傷です。髪も肌もタンパク質ですが、タンパク質を合成するのはDNAの設計図によるもので、その設計図が活性酸素や糖化の攻撃を受けているうちに、徐々に壊れてしまうのです。例えばコラーゲンの合成は30歳を超えると格段に減少し、またできあがったコラーゲンにも「架橋結合」というものができて、まるでなめした革のようになってしまいます。

次に、タンパク質の合成率の低下も関係します。ある実験では一度にホエイプロテインを20g摂取したときにタンパク合成率が最高になり、プロテインの量を増やしても、それ以上は合成率が高まりませんでした。

しかし高齢者に同じ実験をしたところ、ホエイプロテインを40g摂取したところ、20gに比べてずっと合成率が高くなったのです。これはアミノ酸を利用する効率が高齢者は低いことを示しています。

ホルモンの減少も関係します。女性ホルモンには体内の水分量を増やす働きや体脂肪を増やす働きがあり、ボディビルなどでは邪魔な働きになってしまいますが、美容のためでしたら女性ホルモンが不足するのは避けたいところです。

女性ボディビルダーは高齢になるほど減量が楽になりますが、それは女性ホルモンの減少が大きく関係しています。

他にも成長ホルモンやメラトニン、DHEAなどのホルモンが加齢により減少していきます。

その他にも血管の老化による血流の阻害、CoQ10合成減少によるミトコンドリアのエネルギー生成低下、胸腺萎縮による免疫力低下、生体内抗酸化酵素の活性低下などなど、様々な能力が加齢により低下してきます。

昔だったら、「年をとったんだから、仕方ない」と諦めるところですが、今は様々な知識と手段が存在しており、微力ながら老化に対抗していくことは不可能ではありません。

BERSERKERからも美容のためのサプリメント、またタンパク合成率を高めたプロテインが間もなく発売されます。座して死を待つことなく、精一杯あがいてみようではありませんか。