ここのところ、胃痛と腹痛が酷いので、しぶしぶ薬を飲もうとした。
昔から薬を飲むのが嫌いなうえに、ここ何年かは例の病気で浴びるほどの量の薬を飲まされてるので、できるだけ薬は服用したくないのだ。
が、こう痛みが続くようでは、背に腹は代えられん。
仕方なく困った時の常備薬「ブスコパン」を探したのだが、どこにもない!
さては切らしていたか!
そこで近所の薬局に行って「ブスコパン」を購入しようとしたら、なんと「うちの店ではもうブスコパンは扱ってないのです」と言われた。
「えええーー! ブスコパンないのっ!? あの薬、すごく効くのに~!」
「すみません。でも、別の薬ならありますよ。スコパンという薬です」
「スコパン…………」
まぁね、「ブスコパン」もたいがいな名前だったけど、「スコパン」ってどうよ!?
間抜け感がハンパなくね?
ドロンジョ様の「このスカポンタン!」という名セリフ思い出すわ~!
「……わかりました。じゃあ、そのスコパンでいいです」
「すみませんねぇ。でも効用は変わりませんから」
「それにしても、どうしてブスコパンの取り扱いをやめたんですか?」
「あれねぇ、大量服用する人がいるんですよ~。それで危険なので取り扱いやめましした」
「ええっ!? ブスコパンを大量服用!?」
昔、鎮痛剤の「バファリン」とか咳止めの「ブロン液」などを大量摂取してハイになる遊びが流行したのは知っている。
そのせいで「バファリン」も「ブロン液」も成分を変えたはずである。
でも、「ブスコパン」なんて大量摂取して、何の得があるの?
不思議に思ったので帰宅して調べたが、「大量摂取するとハイになる」などという記述は特に見当たらなかった。
ただ、「ブスコパン」は「抗コリン薬」と呼ばれる薬のひとつで、古くは「ベラドンナ」から抽出されていたそうである。
ベラドンナだとっ!!!