【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】櫻井中華そば店

櫻井中華そば店@保土ヶ谷にて、味玉中華そば。

9月15日、JR保土ヶ谷駅から徒歩3分強の場所にオープンしたばかりの新店。

最近の新店には、大きく分けて3つのパターンがある。

1つ目が、オープン早々から評判になり、そのまま人気店の地位をキープし続けるタイプ。

2つ目が、それなりに人気となり、地元の人気店として安定的に営業し続けるタイプ。

3つ目が、オープン直後こそ少し話題になるが、そのままフェードアウトするタイプ。

と、これは単なる私の勝手な分類だが、少なくとも、この『櫻井中華そば店』が、1つ目のグループに属することは間違いないだろう。

店主がラーメンづくりを学んだとされる店舗も華やかな人気店で、提供するラーメンのジャンルも上位店が多いとされる鶏清湯。予想どおり、オープン当初から長蛇の列ができる人気店となった次第である。

私が足を運んだ時も、訪問時、店の前には10名以上の客が行列を形成。入店までに30分程度の時間を要した。

人気メニューである「味玉中華そば」をオーダー。

カウンター席に腰を掛け、さらに待つこと10分。

登場したラーメンは、うん美味い!間違いのない味だ。

信州シャモの丸鶏や手羽先を用いたキレキレの鶏出汁に、茨城県『ヨネビシ醤油』の生醤油を合わせたスープは、ファーストアタックから鶏のふくよかなうま味が口内で膨らみ弾ける豊潤な味わい。

どれだけ啜っても、鶏の滋味がいささかも衰えを見せない点も特筆ものだ。

トッピングも、特に「味玉」は、それを買うために行列ができることもあるという『寿雀卵』を用いているだけのことはあり、口の中に入れた瞬間、豊潤な香りとうま味がほとばしる。稀有な水準の高さだ。

スープに合わせる自家製手揉み麺も、新店離れした出来映えであり、あっと言う間に丼を空っぽにしてしまった。

レベルが高いことは薄々承知していたが、実際に食べてみたら、やっぱり美味かったという王道パターン。

未食の方は是非、一度足を運んでみていただきたい。