「好きをあきらめない。誰かを喜ばせるための悪役。」パパはわるものチャンピオンより

昨日アマゾンプライムビデオで、「パパはわるものチャンピオン」という映画をみました。以前映画館で予告編を見た時に気になっていたのを昨日思い出して、プライムビデオで視聴してみることに。

結果、号泣でした。

プロレスを題材として映画ですが、昔はスター選手だった主人公が怪我をきっかけに「ゴキブリ仮面」という悪役レスラーとなり、息子にも職業が言えずに過ごしている日々。そんなある日に、自分がゴキブリ仮面であることが息子にバレてしまいます。

それらのストーリー展開が、子を持つ親としてもリアルに響くものがあり。最初から最後まで見応えがあった面白い映画でした。

たとえ悪役であっても。誰からも歓迎されない立場であっても。息子から嫌われてしまっても。「自分の好き」をあきらめない。

なかなか、できることではありません。

ぼくも空間心理カウンセラーとしての活動がこの8月末で11周年を迎えることになりますが、途中で一度やめることを考えた時期もありました。

それがちょうど、6年前のこと。

その時に辞める決断をしていたら、本も出していなかったし、今こうして文章を書いていることもなかった。ある種孤独な戦いをしていた当時ですが、そんな時期の自分があったからこそ、今改めて心を強く持ちながら今日を生きていけているのだと実感します。

好きを、あきらめない。

何かをあきらめそうになった時に信じれるものは、自分が淡々と繰り返してきた行動。しかるべき行動をしていないと、心は弱い方へと向かっていきます。

今日も、文章を書き、明日も、文章を書き、自分がやっていることに対して、毎日アウトプットをし続けていく。それが結果的に自分が何者であるかを思い出す作業となって、ブレない不動心を形作ってくれます。

「パパはわるものチャンピオン」

6年前の自分を思い出すような部分もあり、泣ける映画でした。

『一度でもあきらめてしまうと、それが癖になる。絶対にあきらめるな!』

これはぼくがリスペクトする、マイケル・ジョーダンの言葉。

あきらめると癖になるからこそ、淡々と続けることを大切にする。でも、あきらめてしまったとしても、また心に火を灯すことができれば、人は何度でも甦ることができます。

ぼくは職業柄、片づけというテーマに携わっていますが、片づけ問題の根本にある多くの本質は「自分をあきらめてしまっている人たち」の部屋は、往々にして片づかない状態になっているものです。

でも、自分を思い出し、自分を生きることを再スタートさせた人たちは、どんな状況からでも輝いていく人たちもたくさん見てきました。

それらの集大成になっているのが、8月30日に主婦の友社から発売となる最新刊「あなたの部屋が汚いのは、才能がありすぎるから」でもあります。

この本を通して、自分を生きる人たちが増えることが、心から楽しみ。映画を見ながら、改めてそのことを実感して昨日でした。