部屋を片付けられないのは「才能があり過ぎる」から!? 片付け苦手な人の意外な可能性とは?

●ADHDは「ギフト(天賦の才)」!?

こんにちは、片付け心理専門家、空間心理カウンセラーの伊藤勇司です。

 令和元年の7月にネットニュースで、米国の心理学者の「The ADHD Advantage: What You Thought Was a Diagnosis May Be Your Greatest Strength」という本が話題になりました。

 その内容は、ニューヨーク在住の心理学者・デイル・アーチャー氏によるもので、ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、才能ある子供に宿る「ギフト(天賦の才)」であるという発表です。

 まだ日本では未発表の学術書ですが、このニュースを受けてぼくの空間心理カウンセラーとしての仕事にも、おおいに関連する話だと実感しました。

 実は、部屋が片づかないと悩む人の中には、発達障害・ADHDなどと診断されている方が非常に多い傾向にあります。逆に発達障害の人は片づけが苦手であるという話もあるくらい。

 そんな中で、この米国の心理学者の方の研究と同じように、ぼくは部屋が片づかなくなる方の「才能」について着目して研究をしていました。

 部屋が汚いという状態だけを見ると、それが悪いように捉えられがちなのですが、「なぜ、部屋が散らかっていくのか?」という根本要因を掘り下げて考察をしていくと、実は才能に溢れているが故に、散らかる現象が生まれやすいということが分かってきたのです。

 そのことについてを最新刊「あなたの部屋が汚いのは、才能がありすぎるから」で、執筆をしていますが、これからの時代は、やはり個性の時代ですね。