中華そば竹千代@尾久にて、中華そば。
本年4月1日、どちらかと言えば話題店が少なめだったJR尾久駅の近傍に誕生した新店。
それにしても、オープンしたばかりの頃(4月半ば頃まで)は、ラーメン好きにも殆ど知られていなかった同店だが、一気に大ブレイクしたなあ。
影響力のあるラーメンブロガーの方々からの評価が軒並み良かったこと、テレビで紹介されたこと等が、人気が出た大きな理由のひとつかな。
私が足を運んだタイミングにも、店舗が入居するビルに10名以上のお客さんが行列を作っており、その後も続々と来客あり。安定した人気ぶりを保っていた。
現在、『竹千代』が提供する麺メニューは「中華そば」及び、そのバリエーション(大盛と「ちゃーしゅー麺」)のみ。
メニューを絞り込んでいることも相俟って、席の回転は比較的早く、行列に加わってから15分程度で、入店&着席。
初訪問だったこともあり、基本中の基本メニューである「中華そば」を注文。(空腹だったので、本当は「大盛」を頼みたかったところだが(笑)。)
注文してからラーメンが完成するまでに要した時間は、約10分程度。私の前のロットの方々の分を手掛けてから、私の丼に着手したといった事情を勘案すれば、決して、悪くはないオペレーションだ。
ようやく着丼。
実に繊細で美しいビジュアル。スープの淡い色合いがいかにも一流のラーメンといった風情を醸し出しており、無性に食欲をそそる。
そして、圧巻はスープから茫洋と立ち上る香り。これはシイタケの香りだな。ここまでシイタケの存在を強く打ち出した1杯を、私はついぞ知らない。
まずは、スープをレンゲで掬いひと啜り。
うん、これは美味い、美味過ぎる!!
椎茸・利尻昆布由来のうま味がここまで分厚いスープは稀有であり、かつ、椎茸がほぼ主役格として機能しているため数あるラーメンの中でも、相当個性的な味わいを演出することに成功している。
麺とスープの合わせ方も極めて巧みで、この1杯のグレードを更に1段階高めている感あり。麺の啜り心地もすこぶる軽快で、スルッと喉へと収まってゆく。
シイタケのうま味が好みを分けるかも知れないが、嫌いじゃなければ、気に入る方も多いのではないかと思う。
瞬殺に近い勢いで、スープまで完食。
ごちそうさまでした!