【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】中華ソバちゃるめ

中華ソバちゃるめ@糀谷にて、ワンタン中華ソバ。

本年2月7日にオープンしたばかりの新店。

店舗の場所は、京急糀谷駅から徒歩3分程度と至便。

都内の人気店に在籍していたこともある知る人ぞ知る実力派が、一国一城の主となり切り盛りする、話題の1軒だ。

聞けば「このエリアは私の地元なんです」とのこと。

地元に戻り、地域の方々に自分が手掛けたラーメンの味を堪能してもらいたい。その気持ち、私は料理人ではないが、何となく分かるような気がする。

現在、『ちゃるめ』が提供するメニューは、醤油ベースの「中華ソバ」、塩ベースの「塩中華ソバ」及び汁なしの「まぜソバ」の三種類。

初訪問だったこともあり、基本メニューである「中華ソバ」を、「ワンタン(3個)」トッピングでオーダーさせていただいた。

待ち時間数分程度で注文の品が完成。

動物系素材と魚介素材のうま味を、絶妙極まりないバランスで折り重ね交叉させたスープは、ファーストアタックから、作り手の地力の高さがマジマジと実感できる見事な出来映え。

「出汁」と「カエシ」に課した役割も明確で、カエシは、出汁の芳醇なうま味と香りを補完・後押しするとともに、キリリと引き締める立ち位置。

食べ口はどこまでも上品で慎ましやか。

一見、数多い淡麗醤油のように見せかけてその実、同店でしか味わうことができない、オリジナリティ豊かな1杯に仕上がっている。

『中野製麺』製の細麺も、スープと上々の相性。

麺の軽妙な啜り心地に酔いしれていると、いつの間にか丼が空っぽになってしまっていた。

うん、これは美味い、美味過ぎる!!

次回は、「中華ソバ」に負けず劣らず好評な「塩中華ソバ」をいただくことにしたい。

ごちそうさまでした。