【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】麺屋じねん担担麺

麺屋じねん担担麺@東陽町にて、山椒入り担々麺&ライス。

本年5月12日、東陽町エリアにオープンした新店。

根本的に味づくりのセンスが良い店というものは、探せばあるもので、こちらもそんな店舗のひとつ。

本店である『麺屋じねん』がオープンした当初にも足を運び、望外の収穫を得ていたところ。身も蓋もない言い方をすれば、あまり期待をせずに足を運んだら相当レベルが高くて驚いた。。。ということなんだけど。

本店は、典型的な外観に騙される(笑)タイプの店で、店舗外観だけを見れば(失礼ながら)ごく普通のラーメン店にしか見えない。が、出てくる品が、これがまた美味いのだ。素材ではなくギミックとセンスで良杯を構築しているという印象。

と、その時の印象がかなり強烈に残っていたので、2号店である『じねん担担麺』には、期待値を上げた状態で足を運んだ次第。

こちらは、本店で人気メニューとなった「担担麺」の提供に特化したスタイル。

『じねん』で担々麺を戴いた経験そのものがなかったので、1号店を通して同メニューは初体験。

「山椒入り担々麺」を注文。待ち時間数分で注文の品が目の前に供された。

一見して濃度と粘度ともに高いと分かるスープが、ビジュアル面においてまず食べ手を圧倒するが、この1杯の真骨頂は、そこにあるのではない。

ラー油等の香辛料のうま味の質が抜群に良いのだ。強引に「美味い」と言わせに行く味と言っても良いほどだ。

特に中盤以降、舌が味に慣れて以降は、完全に魔性の味わいと化し、レンゲを持つ手を止めることが困難となる。

サイドメニューとしてオーダーした「ライス」と一緒にスープを口の中に注ぎ込めばもう、忘我の領域だ。

これは必食。美味い! 自信を持ってオススメできる、創作担々麺の名杯だ。