【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】麺屋愛心TOKYO町屋店

麺屋愛心TOKYO町屋店@京成町屋にて、麻婆麺。

本年4月16日、東京・下町の情趣が色濃く残る町屋エリアにオープンした新店。町屋に新たな店が誕生するのは久しぶりかも。

しかも、その中でもラーメン店の出入りが殆どない、京成町屋駅の近傍。個人的には、このブロックにラーメンを食べに訪れた記憶はあまりない。

同店は、2015年に新潟の市街地に創業し、同県で確固たる人気を獲得しつつある『麺屋愛心』が、満を持して都内へと凱旋してきたもの。

「金色煮干中華そば」「海老寿久担々麺」などのメニューも用意するが、今回、私は「麻婆麺」を注文させていただいた。

「麻婆麺」は、本店でも不動の看板メニューとして君臨する一品だ。

まずはスープをひと啜り。ひと言、これは美味い、相当美味い!

伊吹産の煮干し、北海道産の昆布等のうま味を根こそぎ抽出した滋味豊かな清湯スープに、芳香が宙を舞う麻婆を大量にセットオン。

麻婆に用いられる豆腐は、注文が入る度に丹念に湯を通し、プルンと瑞々しい食感を演出するこだわりよう。

このスープに含まれる煮干しのうま味が極めて高品質であり、スパイシーな麻婆と極上の相性を来しているのだ。

仕上げに花山椒と大葉を合わせ、更に香りを複層化させる妥協なき仕事ぶりも、素晴らしいのひと言。

最近都内では、麻婆麺を提供する店舗が急激に増加しつつあるが、その中でも間違いなくトップクラスのクオリティを誇る。

自信を持って推したい鉄板の1杯だ。ごちそうさまでした!