タンタンタイガー中野店@中野にて、汁なし担々麺肉増し。
本年4月13日、店主が満を持して繰り出した『タンタンタイガー@蔵前』の2号店。
店主は、「超」が付くほどコアなラーメンマニア。
若くして担々麺に魅せられ、そのルーツを探究。究極の汁なし担々麺を創り上げるため、1,000種類を超えるレシピの中からベストな味を選び抜いた。
「開発に当たっては、胡麻の風味と香辛料の芳香とが寸分の齟齬もなく口の中でハーモライズするバランスとなるよう、徹底的に研究しました」。
加えて、食味にリズムと躍動感を与えるため、香辛料に先んじて、胡麻のコクが存在を主張する構成を追究。
試行錯誤の結果、ファーストアタックで胡麻の芳香が鼻腔を心地良く刺激し、その後、香辛料の辛みとうま味が味覚中枢を歓喜で震わせる1杯が完成。
大所高所から素材の持ち味を見極めていることが分かる、規格外の味わいだ。
好みに応じて、ラー油等から生まれる「辣」の辛み(辛さ)と花山椒から生まれる「麻」の辛み(痺れ)をそれぞれ三段階(小・中・大)から指定できるが、単なる香辛料の分量調整での対応で済ませていない点も流石の一言に尽きる。
「大」にはハバネロを用い「小」には辛みが穏やかなラー油を用いるなど、辛さのレベルに応じて唐辛子の種類を変えているのだ。
もちろん、麺に対するこだわりも並大抵のものではない。タレと水魚のごとく交わりながらも抜群の啜り心地を誇る、オリジナルの太ストレート。
まさに「このタレにしてこの麺あり」の逸品だ。
あらゆるパーツに一切の妥協がない、汁なし担々麺の模範解答。
是非、中野にまで足を運び、辛ウマの魅力を心から堪能してもらいたい。