【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】自家製麺彦星

自家製麺彦星@東大前にて、肉盛煮干つけそば。

本年6月12日に始動した、人気店『織恩』の二毛作ブランド。

ここに来て『織恩』が新たな展開を見せてきたことには、正直驚いた。

2010年にオープンしてから現在に至るまで、約8年近くの間、特段の動きを示されなかったから。

というわけで、これからは昼の部が従来どおりの『織恩』ブランド。平日夜の部が、煮干系に特化した『彦星』ということに。

スープ切れ終了を警戒し、絶対に振られそうにないタイミングに訪問できる日を厳選。

結果、振られずに済みました(笑)

「肉盛煮干つけそば」をオーダーすることに。

着席してから待つこと約7分程度で、注文の品が卓上に到着。

まずは結論から端的に。

これは美味い、美味過ぎる!

ツルンと滑らかな触感が印象的な太麺は、断面が美しい真円を描く『織恩』らしい仕様。

この麺が手放しで喝采したいほどハイレベルで、世の中においては未だ数少ない「麺のクオリティの高さが、評価をワンランク上に押し上げている」店だと思う。

もちろん、スープのレベルも(当然のことながら)高い。

つけダレの煮干の利かせ方が絶妙極まりない塩梅であり、思わず完飲させるだけの引きの強さがある。

同店に関しては、一部のラヲタから「スープと麺の馴染みが今ひとつ良くないのではないか」といった声が上がっていることは事実。確かに、言いたいことは分からなくもない。

が、ラーメンの美味しさは何も、スープと麺との相性のみで決まるものではない。

それぞれが極大のパフォーマンスを発揮できてさえいれば、後は互いの邪魔をしなければ良い。少なくとも、そんなコンセプトの下で創られた1杯があっても構わないと私は考える。

個人的には、久しぶりに十全の満足感を得ることができたつけ麺であり、店を出た瞬間から「また足を運びたい」と思わせてくれた1杯。

というわけで、文句なしにオススメです。ごちそうさまでした!