大人の毎日は、土壇場の連続です。華麗に果敢に「大人のマナー」を駆使して、微妙なピンチをかわし、返す刀で自分の株を上げてしまいましょう。
初対面の女性と年齢の話になり、「いくつに見えますか?」と聞かれました。お世辞を込めつつ、かなり低めのつもりで「37、38歳ですか」と言ったら、「いえ、35歳です」と……。
当然、相手はムッとしています。今さら「あっ、27、28歳と間違えました」と訂正するわけにはいきません。「と、とんだご無礼を!」と激しく謝りすぎるのも、むしろ逆効果です。
ここは全力で平静を装って、臆面もなく「いやあ、あんまりお美しかったから、つい……」とか、「いやあ、知性がにじみ出てらしたので、つい……」などと、別のホメ言葉を繰り出すのが、大失敗をごまかす唯一の道。ぜんぜん理由になっていませんが、そこは気にしなくても大丈夫です。
ついでに「女性は36歳からですよね」と言っておけば、さらに万全。このフレーズは、相手がいくつの場合でも使えます。
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