【ミニ講座】大人の土壇場マナー 第30回「遺産相続の話題を親に振るときのセオリー」

大人の毎日は、土壇場の連続です。華麗に果敢に「大人のマナー」を駆使して、微妙なピンチをかわし、返す刀で自分の株を上げてしまいましょう。

 いつか直面するのはわかっていても、つい目をそらしがちなのが、親の遺産相続の問題。先々を見据えて親の側から切り出してほしいところですけど、人間なかなかそこまで理性的には生きられません。

 子供の側から遺産の話題を振る場合、何はさておき「まだまだ元気なうちに話しておきたい」と強調することが大切。客観的にはそんなに元気じゃなくても、そう言い張りましょう。

 関係者がそろっている場で話題にするのが鉄則ですが、兄弟姉妹には事前の根回しが必須です。いきなり言い出すと、反射的に「縁起でもない」と止められたり、何か魂胆があると勘ぐられたりしかねません。

 まず最初は「なんか難しそうだね」と危機感を共有できたら十分です。たとえ勉強していても、いきなり知識を披露するのは禁物。意に反して、ギスギスした雰囲気になるでしょう。



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