【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】麺屋坂本01

麺屋坂本01@王子神谷にて、塩そば。

最近、「地元のお客さんのライフスタイルを考えれば、夜営業の終了時間を後ろに倒した方が良い」と、営業時間を夜21時までへと延長。

加えて、オープンしてからも、密かに試行錯誤と改良を重ねていた「塩そば」が、新たにレギュラーメニューに加わった。

今回の訪問は、その「塩そば」をいただくことが目当て。

こちらには既に2度足を運んでおり、提供されるラーメンの水準の高さは十分承知しているところ。

ゆえに、安心して券売機の「塩そば」のボタンを押すことができた。

待ち時間5分程度。

登場した「塩そば」の完成度は、ひと目見ただけで傑作であることを確信できるほどの高さ。

まずはひと口、スープを啜ってみる。

これは美味い、美味過ぎる!!

意図的に際立たせた乾物の和味に、澄み切ったテイストの塩ダレが絶妙に呼応。

塩カドの立たせ方は、岸辺に打ち寄せる小波のように優しく穏やかでありながら、口の中でふわりと膨らむうま味は、質量ともに尋常なものではない。

滑らかな麺肌が印象深いストレート麺の啜り心地は、基本メニューである「中華そば」と同様、最高レベル。

タレと出汁、双方の持ち味を知り尽くした上でバランス良く調和させることなど当たり前。

「そこから、味わいにどこまでの奥行きを出すか」ということまでをも計算し尽くした1杯。

あっと言う間にスープまで完食。ごちそうさまでした!

間違いない。この「塩そば」、「中華そば」を実食済の方であっても、一度は口にしておかなければ、後悔することだろう。