銀座八五@東銀座にて、味玉中華そば。
オープンは、2018年12月8日。
開業したその日から、人気は飛ぶ鳥を落とす勢い。また、人気が人気を呼び、日をまたぐ度に営業終了時刻が前倒し。
今では19時に足を運んでも、ほぼ確実にスープ切れで食べられない状況だ。
かく言う私も、ファーストアタック時には、店側に目処時間を確認した上で営業終了時間を19時ジャストと予測。万全の態勢を組んで臨んだにもかかわらず、18時45分にスープ切れ。2度目のアタックで、ようやく丼と対峙できた次第。
現状、18時にアクセスできれば確実に大丈夫だとは思うが、店頭到着が19時前後になるのであれば、訪問を見送った方が賢明だろう。
以下、参考情報。
スタッフに確認したところ、『八五』では今、昼60杯、夜60杯の合計120杯を、確実に昼の部提供分と夜の部提供分に分けて手掛けているという。
このオペレーションが続くようであれば、昼の部だけでラーメンが完売といった事態は生じない。提供速度から考えても、流石に17時台に売り切れるといったことはなさそうだ。
参考情報終わり。
さて、訪問時、店の前に並んでいた行列客の人数は10名程度。
偶然、私の後ろに複数の友人がジョインしたこともあり、体感的にはそれ程待つことなく入店。
現在のところ、提供されているメニューは「中華そば」とそのバリエーションのみ。
私は、少し迷った上に「味玉中華そば」の食券を購入。
注文してから10分程度で、待望の1杯が完成。恭しく卓上に供された。
まずは、結論からひと言。
いやあ、これは美味い、美味過ぎる!!
鴨、名古屋コーチン、生ハム等から丁寧に出汁を採ったコク深い動物系スープに、どこまでも滋味深い昆布の風味が、上品に折り重なる。
動物系出汁と合わせる魚介スープには、昆布のほか、シイタケ、ドライトマト、貝などを使用。
喉元で各々快音を鳴らす様々なうま味が、喉元でギュッとひとつに収束。異次元の領域にまで昇華されたうま味の塊は、ひと粒細胞に触れただけで頬が落ちそうになるほど秀逸だ。
この絶品スープとコンビを組むのは、適度に存在を主張しながらも、スープをしっかりと引き立てる『浅草開化楼』の特注麺。長さ、加水率、形などを製麺所と何度も相談。数え切れないほどの試作を重ねた末に誕生した傑作だ。
ちなみに、同店のラーメンスープはタレ不使用。
タレを使わずにここまで上質かつ深みのあるうま味が演出できることに、ただただ脱帽。
あっと言う間に、丼を空っぽにしてしまった。
いやあ、2018年の終わりに途轍もない実力店が登場したものだ。
文句なしにオススメ!ご興味のある方は是非、足を運んでみて下さい。