【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】武蔵屋食堂

武蔵屋食堂@鳥取にて、素ラーメン。

ラーメン的には、牛骨からスープを採るご当地麺「牛骨ラーメン」が有名な鳥取県。

しかしながら、つぶさに県内をウォッチしていくと、「牛骨~」以外にも、プチご当地麺的な地ラーメンが存在することが分かる。

鳥取市のラーメン店の一部で提供される「素ラーメン」も、そんな地ラーメンのひとつだ。

今回御紹介する『武蔵屋食堂』は、「素ラーメン」が高い人気を誇る老舗。

しかも、創業は1912年(食堂としてではないが)。100年を超える老舗中の老舗。

「素ラーメン」は、現店主の父親が考案したものだ。(つまり、こちらが「素ラーメン」の元祖)

注文後、3分と経たない間にメニューが登場。

まずは結論から。

これは美味い、美味過ぎる!

カツオと昆布から出汁を採った限りなく透明なスープに、スープをたっぷりと吸い込んだフワフワの天かす(揚げ玉)が大量に浮遊。

出汁感が豊かなスープを、モッチリとした麺肌が印象的な自家製麺が巻き上げ、口元へと運び込む。

味わえば味わうほど、五臓六腑が癒され、柔らかなうま味が舌に馴染む。終盤は、もはや箸とレンゲを持つ手が止まらない状況に陥ってしまった。

結果、3分と経たない内に完食。うん!これは会心の1杯だ。

鳥取を訪れる際には是非、足を運んでいただきたい。