【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】すみれ

すみれ@浦安にて、ラーメン。

鳥取県屈指の実力店。同県内の店舗の中では営業時間が短めであり、確実に訪問するには、それなりに綿密な行程立てが求められる。

外観画像をご覧いただければお分かりのとおり、同店はれっきとした老舗。

創業年は1958年。創業から半世紀以上が経過し、店内は昭和の雰囲気に満ちあふれている。

訪問時14時45分で、ギリギリ滑り込みセーフ。

メニューは「ラーメン」と「チャーシューメン」のみという、シンプルな構成。

待ち時間5分程度で登場した「ラーメン」は、丼がテーブルに到着した瞬間から牛の薫りが宙を舞い、食べ手を大いに魅了。

スープのうま味には寸分の過不足もなく、口の中で見事に一点に収束。芳しい香りと鋭い斬れ味。その両者を兼ね備えたスープから漂う風格は、紛れもなく一流のものだ。

スープこそ全く異なるが、トッピングに豆モヤシを配するなど、そこはかとなく広島中華そばを想起させる顔立ち。

惹きが強い1杯を前に、夢中で箸を持つ手を動かし続けるしかなかった。