【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】黄金のバンカ麺中目黒店

黄金バンカ麺中目黒店@中目黒にて、黄金バンカ麺&リゾめし。

本年11月14日にオープンした、静岡県裾野市の人気店『麺処カル麺』の都内初進出店舗。

屋号に用いられている『バンカ』は、漢字で『蕃茄』と書く「トマト」を意味する言葉。

つまり、店名から「トマトラーメンを提供する店」だと推測できるわけだ。

店舗は、中目黒駅から祐天寺方向へ徒歩7分程度のロケーション。駅前から続く商店街沿いに鎮座。

人通りもそれなりにある好立地だと思う。

店内は、テーブル席とカウンター席がバランス良く配された、女性客やグループ客に優しい仕様。

メニューリストを拝見すると、筆頭メニューである「バンカ麺」を始め、「カルボ麺」「ボンゴレ麺」「ペスカトーレ麺」など、パスタをラーメンへとカスタマイズしたような印象の品々が並んでいる。

このメニュー構成であれば、パスタがお好きな方々も抵抗なく訪問することができそうだ。麺を中華麺に変えたパスタだと思えば良い。

基本メニューである「黄金バンカ麺」に、サイドメニューとして「リゾめし」をオーダー。

注文を受ける前から、粗方仕上がった形のスープ等が予め用意されているのだろうか。

待ち時間3分程度で注文の品が完成。卓上へと運ばれてきた。

まずは総評から。

万人に好まれるうま味が好感を呼ぶ、手堅い造りの1杯だ。

味わいの軸は、バンカ麺という名のとおり、イタリア産トマト。

甘みや酸味が明確なイタリアントマトのコク深い風味が、食べ始めから食べ終わりまで終始、存在を主張し続ける。

フライドオニオンとチーズが、トマトの味わいに更なる深みを与え、特にチーズは、スープに粘度を持たせるのにひと役買っている。

このスープに太さや幅が均等な平打ち麺を合わせ、スープの持ち上げを最大化しようとする試みも良い。

麺を食べ終わった後のスープに「リゾめし」を投入し、リゾット風にいただくのは、もはや、トマトラーメンの食べ方の「定番」。

分量も適度であり、瞬く間に完食してしまった。

次回は「カルボ麺」をいただいてみることにしたい。ごちそうさまでした!