自然派らーめん満麺の笑み@阪神西宮にて、海塩。
前回帰省時には営業日時とのタイミングが合わず訪問できなかったが、今回は、営業時間等を綿密に確認した上で、満を持してアプローチ。
ロケーションは、JR西宮駅から歩いてもアクセス可能だが、阪神西宮駅の方が圧倒的に近い。ゆっくり歩いて約5分といったところだろうか。
同店へと足を運んだのは、年の瀬も押し迫った12月30日。というわけで、営業されているかどうかが心配されたが、その日も昼営業はしっかりとされているようで、個人的には大助かり。
訪問時、店の前に連なる行列客の数は5名程度。
数分待っていると席が空き入店。
基本メニューである「海塩」のチケットを券売機で購入してから、カウンター席に着いた。
店主さんのオペレーションは一切の無駄がなく、カウンター越しに眺めていても惚れ惚れする所作。
待ち時間5分弱で注文していた「海塩」が完成。卓上に供された。
着丼した瞬間、酔いしれるように甘美な香りがフワリと宙を舞い、否応なく期待が高まる。
早速、スープをひと口啜ってみた。
まずはひと言、これは美味い!
魚介出汁のみを駆使し、煮干し等の素材感を果敢に表現しながらも、刺々しさやエグ味は皆無。
「煮干しの臭みを抑えまろやかな仕上がりにした」とのことだが、素材の持ち味は、減殺されることなくしっかりと活かされており、作り手の技量の高さが垣間見える。
一見すれば多そうに見える油も、スープと組み合わせれば過不足なく絶妙な塩梅。
塩カドにもイヤミがなく、ゴクゴクと飲めるスープに仕上がっている点も、高く評価できる。
スープだけではない。醤油ベースのタレに漬け込まれた鶏チャーシューも、噛み締めた瞬間、頬が落ちそうになるほどハイレベル。
気が付けば、丼を空っぽにしてしまっていた。
うん、これは良いお店だなあ。文句なしにオススメできる1軒。ごちそうさまでした!