【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】麺処じもん

麺処じもん@高円寺にて、勝浦式タンタンメン(辛さ普通)。

自分でも意外極まりないのだが、この場所の店舗が現在の屋号を宿してからは足を運んだ記憶がないので、おそらくは初訪問なのだろう。

どうやらはるか昔、2012年8月にオープンしていたようで、どうして今まで訪問せずに放置していたのか、理解に苦しむ。

この屋号になる前の店舗も、その更に前の店舗も、かなり早い段階に足を運んでいたはず。

にもかかわらず、同店に関しては…。完全に見落としていたということだ。

「勝浦式タンタンメン」を「辛さ普通」でオーダー。

ちなみに、勝浦式タンタンメンとは、千葉県勝浦市を発祥の地とするご当地麺。

名称こそ「担々麺」であるが、醤油ラーメンに大量のラー油をぶっ掛けた、一般的な担々麺とは全く別種のラーメンだ。

さて、この1杯。

端的に結論から申し上げれば、これは尋常ではない完成度の高さ!

舌蕾を心地良く刺激する上質なうま味を土台とし、そこに絶妙な塩梅で辛みが乗り掛かる。

ひと口で頬が落ちそうになる鉄壁の味わいだ。

搭載される挽肉とタマネギの分量もたっぷり。しかも、あたかもスープの一部であるかのごとく、スープにしっとりと溶け込んでいる。

これはもう、レンゲを持つ手が止められない!

もしかすると、現存する高円寺エリアのラーメン店の中では、屈指の高水準を誇るのではないか。

未食の方は、是が非でも足を運んでいただきたい。