陽はまたのぼる@綾瀬にて、煮干しそば。
今月9日にオープンしたばかりの新店。店主は『麺処晴@入谷』などでの修業経験あり。久しぶりに、綾瀬に大型新店が誕生したというわけだ。
同店はオープン早々、ラーメン好きからの好評を博し、行列店になっているが、これは修業先の知名度によるものなのか、実力の高さによるものなのか。「どちらなんだろう?」などと考えながら、私も行列に加わった。
待つこと40分。ついに入店。
基本メニューである「煮干しそば」を注文させていただいた。
まずは一言、これは美味い!凄まじく美味い!!
行列の発生は、紛れもなく実力の高さによるものだった。
最近の煮干しラーメンにありがちな拡散するタイプのうま味ではなく、深く切り込むような鋭い煮干しのうま味をフィーチャー。
その力強さはまるで電動ドリルのよう。
それでいて、いたずらに濃度に頼らないミニマリズムな味構成。ありそうに見えて、なかなかお目に掛かれないハイレベルな二ボラーだ。
このスープに合わせる啜り心地の良い中細ストレート麺は、京都の名門製麺所『麺屋棣鄂』のもの。
トッピングの低温調理チャーシューの完成度に至るまで、お見事のひと言。
激戦の様相を呈している煮干しラーメン。同店の1杯は、ニューオープンにして、既にその中でも最上位に近い水準にまで到達している。
これは再訪確実。
次回は、店主が強く推す「塩煮干しそば」をいただいてみたい。