【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】羽釜炊きとんこつらい斗

羽釜炊きとんこつらい斗@千鳥町にて、らーめん。

4月12日、環八通り沿いにオープンした新店。

私は武蔵新田駅からアクセスしたが、千鳥町駅、新丸子駅からでも徒歩10分程度で足を運ぶことが可能だ。

こちらは、博多豚骨ラーメンの専門店。

店主さんは、博多豚骨ラーメンを手掛ける実力店で修業。加えて、数多くの豚骨ラーメンを食べ歩き、着実に腕を磨いた。

今回が初訪問であることもあり、もちろん、基本メニューである「らーめん」をオーダー。

まずは一言、これは美味い!そして、ありそうに見えて、なかなかない味だ。

純粋な豚骨ラーメンでこの類の味が出せている店は、少なくとも、私が知る限り稀有。

豚頭・ゲンコツ・背ガラなど、豚の各部位を10時間以上にわたって炊き込んだスープは、口当たりはライトだが濃度とコクは十分。

同店のラーメンを特徴付けているのは、終始、口の中で穏やかに拡がる仄かな甘み。

この仄かな甘みはカエシからではなく、豚骨を炊き上げることで抽出されているというのだから、畏れ入る。

オープンしてまだ1ヶ月も経過していないが、日々、味を改良し、来店するお客さんの嗜好に合わせてブリックスを上げていっているのだそう。

「近々チャーシューを変えてみたいと思っているんですが、感想を聞かせて下さいますか?」と、旧作のバラロールチャーシューと合わせて、店主が新たに開発したスクエア型のバラチャーシューを試食させていただいた。

うん、こちらも美味い!

肉質が充分感じられる上に食べ応えのある逸品。

この水準の高さの前では、博多系にしてはボリューミーな120gの麺もペロリ。あっと言う間に完食してしまった。