【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】唐桃軒

唐桃軒@関内にて、牛バラ冷やし中華。

知る人ぞ知る、関内エリアを代表する実力店。

今般『関内ラーメン横丁』に移転を果たし、同ラーメン施設にある4軒の店舗の一角を占めるに至った。

同店は、「ラーメン」のみならず、「冷やし中華」も名物メニューとして知られる。特に有名なのは「牛バラ冷やし中華」かな。(値段は1,200円と、少々張るが)

と、そういうわけで「牛バラ冷やし中華」をオーダー。

注文してから提供されるまでの所要時間は、約7分。

「冷やし中華」は、「ラーメン」等の汁物とは作成工程が異なるのか、少しばかり待ち時間が掛かるようだ。

恭しく供された「牛バラ冷やし中華」は、甘みと酸味をバランスさせズドンと前面に押し出した、伝統的な冷や中の味わい。

そんな味わいが、この1杯においても、余すところなく具現化されている。

麺に柳枝のようにスマートな細ストレートを採用するなど、破綻のない程度に無理なく『唐桃軒』らしさが演出できている点にも好感が持てる。

画像からもお分かりのとおり、大量の牛バラ肉が盛り付けられ、相当な分量感を構成する。

オーダーした段階では「若干値段が高いかな」と思わなくもなかったが、ここまで造りがしっかりとし、かつ、ボリュームがあるのなら、1,200円でも全く問題はない。

奇抜な味わいではないが、老舗の貫禄は十分実感できる良杯。

一度は試してみても、損はしないだろう。