【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】ラーメン宮郎

ラーメン宮郎@蒲田にて、ラーメン並盛。

蒲田を代表する人気店のひとつである『煮干しつけ麺宮元』の2ndブランドが、本年6月10日にオープン。

店舗の場所は、昔の『上弦の月』の跡地。と言えば、ある程度のラーメンマニア歴がある人であれば「あ、あそこか!」とピンと来そう。

訪問時、店内は満席。しかしながら、行列は8名程度。超人気店の2ndブランドとしては「あまり待たずに済んで、ラッキー」といったところだ。

待ち時間15分程度で無事に入店。

デフォルトメニューである「ラーメン並盛」をオーダーさせていた。

しばしの時を経て、ついにラーメンが登場。

まずは結論からひと言。これは美味い、間違いなく美味い!

『宮郎』という屋号から、同店が提供する1杯が二郎インスパイア系であることは、容易に想像できると思う。

確かに、それはそのとおりなのだが、単なる『二郎』や代表的な『インスパイア系』の模倣にとどまらず、店主の個性が明確に味わいに反映されている。

スープの塩味は徹底的にストロング。硬めに茹でられた極太麺も、大樹の幹のようなたくましさだ。

こういう、作り手のキャラクターがしっかりと投影された1杯は、食べ進めていてワクワクするない。柔らかくジューシーな豚は、ステーキのように肉厚。

非の打ち所のない1杯に、店を出る頃合いには心の中で再訪を確約していた。