駕籠休み@さいたま新都心にて、ゴーメン大盛。
JRさいたま新都心駅とJR大宮駅のどちらからも距離があり(ややさいたま新都心駅寄り)、かつ、営業は昼間のみという、中々の高ハードル店。
しかも、提供しているメニューのメインは「肉汁うどん」をはじめとする手打ちうどんということで、ラーメン好きがあまり注文しない穴場(うどん屋としては非常に有名だが)。
という事情があり、かねてから虎視眈々と訪問の機会を窺っていた、一大宿題店。
上で「うどん屋としては非常有名」と書いたとおり、同店は、営業時間中は常に行列ができるほどの人気ぶり。
店舗が氷川参道沿いにあるので、氷川神社の参拝客も一定数立ち寄っているのではなかろうか。
ただし、店内の席数は都市型店舗の割には相当多い方であり、一度行列に加わってしまえば、それほど待つことなく店内に通されることだろう。私が足を運んだ時も、10名程度の行列が瞬く間に短くなっていた。
うどん好きであれば「肉汁うどん」を注文するところだが、私はラヲタなので、1日10食限定の「ゴーメン」を一点買い注文!
ゴーメンとは、同商品のために特別に誂えた麺を、スープに浸していただく、つけ麺風のひと品。
有名サイトである「ラーメンデータベース」でも紹介されているようなので、ジャンルはラーメンに属すると見て不自然ではないだろう。
提供速度は迅速であり、大勢の客がいらっしゃったにもかかわらず、待ち時間7分程度で注文の品が完成、卓上へと供された。
麺のクオリティに絶対の自信を持つ店だけのことはあり、麺の美味しさはピカイチ。数多いつけ麺専門店を嘲笑うかのような完成度の高さであり、ひと啜りした瞬間、これはただものではないと悟る。
この麺に合わせるスープの方も、かなり本格的な構成。
魚介の鋭いうま味、昆布の滋味、豚の深いコクがバランス良く調和し、その味わいは、食べ手を問わず「美味い」と感じさせるだけの水準を誇る。
主役である麺の魅力を引き立てるカドのない味わいであることにも、大変好感が持てた。
捉え方によっては、東池袋大勝軒の「もりそば」のようなニュアンスをも感じさせる、同店の1杯。
特に麺フェチの方にとっては絶対に外せない、優良店だ。