つけめん中華そば庵悟@南浦和にて、つけめん。
今から遡ること約9年前。
2010年7月29日にオープンした同店に、久方ぶりの訪問。そういや、オープン当初にお伺いしたっきりかも知れない。
あれからもう9年近くの歳月が経過したのか。月日が経つのは、本当にあっと言う間だ。
店舗のロケーションは、JR南浦和駅から徒歩7~8分程度。
メートル換算で、駅から500m強。
個人差があるとは思うが、この程度の距離であれば、大多数の人達にとって、徒歩でアクセスしてもストレスを感じる距離ではないだろう。
さて、私は11時の営業開始直前に現地に到着。
幸いながらポールポジションをゲットできたが、開店後、立て続けにお客さんが姿を現したことに鑑みると、同店の人気は、未だなお健在だと推測できる。
ちなみに、同店の店主は、埼玉県屈指のつけ麺の実力店『次念序』のご出身。
提供するラーメンは、修業元譲りの、動物系素材と魚介系素材とを絶妙なバランスでブレンドした濃厚タイプのスープに、太ストレート麺を合わせたものだ。
冒頭に述べたとおり久々の訪問だったので、ここは改めて、定番メニューである「つけめん」をオーダー。
店内にはピリリとした空気が漂い、店主が作業する厨房から緊張感が伝わってくる。現物が姿を現す前から、既に提供物が高水準であろうことを確信。
注文からラーメン完成までの待ち時間は、およそ10分弱といったところだろうか。
「はいどうぞ」と、眼の前に置かれた「つけめん」は、結論から先に申し上げれば、やはり想像に違うことのない絶品。
つけダレのうま味、甘み、辛みのバランスの取り方は、見事のひと言。破綻や違和感を一切感じない味構成であり、うん、勝手知りたる味ではあるが、これはこれで実に美味いなあ。
やや動物質の存在感をフィーチャーし、食べ応えを演出したセンスの良さも特筆に値する。
スープだけではない。
このスープに合わせる麺も、また一流。キリリと引き締まった筋肉質なもので、スープとの相性も抜群。
気が付けば、スープ割りを頼むまでもなく、スープまで完飲。
ごちそうさまでした!
定番の味でオープンから9年近く営業し続けてきた『庵悟』。その実力の高さは伊達ではないと実感させられた次第だ。