麺や厨@県総合運動場にて、ねっ鶏そば。
店主は、京都の人気店『高安@一乗寺』の出身。
私は、予備知識をあまり入れることなく足を運んだが、鶏と唐揚げを大々的に押し出したメニュー構成から、修業先がどこかを推察できるマニアもいるはずだ。
現地に到着すると、店の外は長蛇の列が発生していた。私が同店に滞在している間も、行列が全く途切れることのない人気ぶり。
家族客の姿も目立ち、『厨』がどれほどこのエリアの方々からの支持を得ているのかを、看て取ることができた。
徐に行列に接続し、待ち時間45分程度で入店。
基本メニューである「うっ鶏そば」の味は、ビジュアルから何となく分かるような気がしたので、「ねっ鶏そば」をオーダーさせていただいた。
こちらは、スープを泡立てた、いわゆる「泡系ラーメン」。
「泡系ラーメン」は、主に、奈良や大阪を中心とした近畿圏で流行っているラーメンジャンルだが、最近では、それ以外の地域の店でも提供するところが増えてきた。
早速実食すれば、塩味を敢えて立たせ引っ掛かりを持たせたスープが、啜れば啜るほどに、舌にしっとりと馴染む。
スープの濃度も、一般的な泡系ラーメンよりやや高めであり、 メリハリが利いた静岡らしい味になっていると、感心させられた。
全般的にうま味にまとまりがあり、印象の良い1杯。
あっと言う間に完食。
次回は、名物サイドメニューである「からあげ」にもチャレンジしてみたい。