【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】だし・麺 未蕾

だし・麺未蕾@蒲郡にて、だしそば(しょうゆ)。

オープンは、2018年2月9日と比較的最近。

開業した直後から、ラヲタをはじめ、多くのラーメン好きからの注目を浴び、一気にブレイク。

オープンした年の秋には『ラーメンwalker東海2019』の表紙を飾るという破竹の勢いは、同店の実力が他から一歩抜きん出ていることを如実に証明している。

もちろん、営業中は、常に店の前に行列が連なる盤石の人気ぶり。

私が足を運んだ日も、10名以上のお客さんが店の入口に陣取り、席が空くのを待ち侘びていた。

作り手のオペレーションが、すこぶる良好なのだろう。座席の回転は想像以上に早く、待ち時間20分程度で入店。

初訪問だったこともあり、基本メニューである「だしそば(しょうゆ)」を注文することに。

ラーメンが出てくるのを待ちながら、店内に流れる、ラーメンの曲(今回の食べ歩きの同行者である"SUSURU君”が歌唱)に耳を傾けていると、ほどなく、注文の品が完成。

絹糸のように細い麺が美しく折り畳まれた、独特のビジュアルに、しばし目を奪われる。

まずは、スープをレンゲで掬いひと啜り。引き続き、麺を箸で摘みズズっと啜り上げる。

おお、これは美味い、凄まじく美味い!

思わず、鳥肌が立ってしまったほど、規格外に美味い!!

鶏ガラ・豚肉を丁寧に炊き上げ、煮干しの風味をフワリと被せたスープは、引きの強い香り&うま味が、実に嫌味なく演出できている。

このスープに合わせる麺の食感も独特。

啜り心地が官能的かつ軽妙で、箸を進めるにつれて更に丼へと惹き込まれていく。

世の中に星の数ほど存在する淡麗系の1杯でありながら、しっかりと個性が立っており、その点についても最大級の賛辞に値する。

結果、ほぼ瞬殺に近い勢いで完食。

掛け値なしに、素晴らしいラーメン。

必ずや再訪させていただきたいと思う。ごちそうさまでした!