大枡@雑色にて、タンタンメン＆半チャーハン。

京急雑色駅周辺エリアにおける隠れた名店として知られるのが、こちらの『大枡』。

こちらはラーメン専門店でなく、大衆系の中華料理店。

前回は現地まで足を運んでいながら、惜しくも閉店の憂き目にあっていたので、今回は万全を期して、オープンする10分前に店の前にアクセス。

少し伺うのが早すぎたかなとも思ったが、結果から申し上げれば、これで大正解。オープンする前から続々と客が詰め掛けはじめ、オープン後など、息付く暇もないほどひっきりなしに客が舞い込んで来る。

まさに、地元に根付いた人気店といった風情だ。

カウンター席に腰を掛け、タンタンメンと半チャーハンを注文。

鍋を振る軽快な音がする。その音が鳴り止んだと思いきや、半チャーハンが卓上に到着。

それから間髪を入れず、タンタンメンも登場。

まずはひと言、確かに、この味は一線級だ。率直に申し上げて、極めて美味い！！

「タンタンメン」は、神奈川・川崎エリアの影響を受けた、「ニュータンタンメン」スタイル。

私はニュータンタンメンが大好きで、これまでも様々な店舗へと足を運んできたが、ここまで丁寧に創られたニュータンタンメンを戴くのは初めてかも知れない。

かと言って、いたずらにこぢんまりと纏まらず、野趣味がしっかりと感じ取れる構成になっている点も、お見事。

溶き卵の風味、挽き肉の甘みとうま味など、ニュータンタンメンに必要な要素も、すべてハイレベル。食べ始めから食べ終わりまで、寸分の破綻も見出すことはなかった。

サイドメニューとして注文したチャーハンは、同店のメニューの中でも特に評判が良い一品。

端的に申し上げれば激ウマであり、地元の人気店の底力に脱帽するほか術がなかった。

無我夢中で食べ進め、一気に完食。

これは、文句の付けようがない優良店。リピートは必至かな。基本的には同じ店舗をリピートすることがない後輩が、何度も足を運ぶ理由が分かったような気がした。