【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】京都千丸しゃかりきmurasaki

京都千丸しゃかりきmurasaki@京都にて、素(SO)。

本年4月14日にオープンした新店。

今般、京都タワーが装いを一新。

もちろん、タワーの外観は以前と変わっていないのだが、タワーの中は完全に2017年ライクにリニューアルされた。

それに伴い、地下1階の飲食店フロアも全く原型をとどめないほど別物へとサマ変わり。

『しゃかりき』の新店は、そんな煌びやかな空間の一画にラーメン店では唯一の店舗として鎮座。

数々の他ジャンルの飲食店と堂々と渡り合っている。

こちらのフラッグシップメニューは、同店を象徴するメニューである「つけそば」でなく、ラーメン。

中でも、スープと麺だけを堪能することができる「素(SO)」が面白そうだったので、そちらを注文してみた。

店舗は半イートイン形式を採用しており、数席あるカウンター席でも、オープンスペースでもラーメンを戴くことができる。

ラーメンが完成したらブザー音が鳴り響く機械を渡され、フードコートの一画でしばし待機。待ち時間10分程度でラーメンが完成。

鶏と煮干しを巧みに活用した出汁に、コク味豊かなカエシを被せたスープは、想像の遥か上。

正直に申し上げて、フードコートで戴くことができるラーメンの水準を軽々と凌駕している。

液状油の使い方も実に巧みで、スープに絶妙なラーメンらしさを付与する役割をつつがなく果たしている。

このスープに合わせる麺は、日本蕎麦のようなニュアンスがほの見える中太仕様。

これは美味い!

なるほど、確かに、麺とスープだけで食べさせるだけの自信があるわけだわ。

1杯目にして、思わずスープまで飲み干してしまった。

京都駅の目の前で、こんなハイレベルな1杯が戴けるなんて。

『新福菜館』『第一旭たかばし』に続く第3のエース級店舗の誕生だ!