【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】つけ麺和-kazu-

つけ麺和-kazu-@竹ノ塚にて、つけ麺中盛。

オープンは、本年1月9日。昨年の余韻も冷めやらぬ年明け早々、竹ノ塚の地に超大型新店が誕生。

店主は、亀有の実力店『つけ麺道』で研鑽を重ね、満を持して独立。

亀有と言えば、数多くの優良店がしのぎを削る都内屈指のラーメン激戦区。そんな亀有でも頂点に君臨する名店『つけ麺道』。

そのセカンドブランド『道の豚』で店長まで務め上げた店主の力量は、伊達ではない。

ロケーションは、竹ノ塚駅西口から徒歩2分程度と至便。

同店が手掛けるのは、つけ麺系のみ。基本メニューは、もちろん「つけ麺」だ。

国産のブランド鶏に豚骨等を合わせ、強火でじっくりと炊き込んだ動物系出汁と、サバ節、煮干し等から採った魚介出汁。

これら2種類の出汁を、絶妙なバランスでブレンドさせたスープは、山海の滋味をありのままで食べ手に提示する傑作。

もちろん、カエシも至って優秀だ。

濃口醤油のみを用いコク深さを演出するとともに、塩味を抑え甘みをフィーチャー。味にうるさいマニアでさえ別格だと認めるだけの説得力を持たせている。

このスープに合わせる麺も、非の打ち所のない逸品。

修業先と同じ『カネジン食品』の極太ストレート麺を採用。スープの持ち上げ、スープとの相性ともに抜群。

オープン早々にして、ここまで完成度を上げてくることができるとは、率直に申し上げて驚き!

味の水準は、既に全国区の領域にまで到達している。万難を排して足を運ぶに値する、トップレベルの新鋭だ。