【ミニ講座】大人の土壇場マナー 第23回「カラオケで演奏停止ボタンを押された」

大人の毎日は、土壇場の連続です。華麗に果敢に「大人のマナー」を駆使して、微妙なピンチをかわし、返す刀で自分の株を上げてしまいましょう。

 友達なり同僚なりと、飲み会の流れでカラオケボックスへ。自分の番が回ってきて気持ちよく歌っていたら、なぜかいきなり画面がストップ。誰かが間違えて「演奏停止」ボタンを押してしまったようです。

 もちろん腹立たしい出来事ですが、被害者という立場に甘えて、すっかり恐縮している“犯人”を激しく責めても自分の株を下げるだけ。せっかくの楽しい雰囲気も壊してしまいます。

 かといって、やさしい口調で「気にしなくていいから」と言っても、当人も周囲も「じつは怒っているのでは……」という緊張感を拭い切れないでしょう。

 ここはマイクを持ったまま、あえてやや強気な口調で「ほらほら、早くもう一回入れて!」と大人げなくあわてるのが、アクシデントの影響を最小限に抑える大人の配慮であり、さりげなく器の大きさを見せつける方法でもあります。



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