大人の毎日は、土壇場の連続です。華麗に果敢に「大人のマナー」を駆使して、微妙なピンチをかわし、返す刀で自分の株を上げてしまいましょう。
人生には小さな災難が付きもの。列車でチケットに指定された席に行ったら、別の人が座っていました。
いきなり「ここ私の席なんですけど!」と強気で責めたら、カチンときた相手に不愉快なオーラや捨て台詞を返されたりして、ムカムカした気持ちを引きずる羽目になります。自分の勘違いというマヌケな可能性も、なくはありません。
自分に落ち度がないときほど下手に出るのが、災難の被害を小さく抑える大人の知恵。チケットと席の番号をしげしげと見比べたあと、「恐れ入りますが、ここって3のDですよね……」と座っている当人に尋ねます。相手が「あっ、すいません」と間違いに気づいて腰を上げたら、「いえ、こちらこそすいません」と謝りましょう。
謝る筋合いはないのにあえて謝ることで、精神的に一気に優位に立って、スッキリした気分で自分の席に座れます。
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