麺屋AMORE@浜北にて、バリ鰹らーめん。
昨春の玉砕劇を胸に秘めながら、ついに今般リベンジ訪問を敢行。
同店は、浜松エリア屈指の人気店。行列が出来ることを勘案し、先日知り合いなった静岡ラヲタのヒロさんと合流し、早々にアクセス。
現地到着は、オープン時刻の20分前。
この時間だと、ポールポジションがゲットできるのね(笑)。
オープン時刻である11時ちょうどに開店。店主である石坂氏は、大阪を代表する名店のひとつ『而今』で修業した後、満を持して地元に凱旋&独立。
2017年のオープン当初から注目を浴びており、トントン拍子で人気店へと成長。
ということで、期待値高めの訪問と相成った次第である。
初訪問だったこともあり、基本メニューである「バリ鰹らーめん」を注文。
店主の手際は鮮やかで、待ち時間5分程度で注文の品が完成。テーブル席へと運ばれてきた。
乾物の香りとうま味を前面へと押し出しながらも、それを支える動物系の素材感がしっかりと演出できているため、物足りなさは皆無。
驚くほどの意外性こそないが、揺るぎのない堅固な土台が食べ手を感動へと導く、基本に忠実な1杯だ。
修業先である『而今』のラーメンとは味のベクトルが異なり、お手本のような動物&魚介ラーメンを提供している点が、実に興味深い。
個人的な印象に過ぎないが、この仕立ては、むしろ、都内の実力店である『燦燦斗@東十条』や『こうかいぼう@門前仲町』に似ているような気がした。
このスープとコンビを組む麺も、スープとの相性が熟慮された佳作。
相手を問わずにオススメできる、クオリティの高さ。
ラーメンを手掛ける上で大切な要素のひとつは、普遍性があることではないか。そんな思いがふと、脳裏をよぎった。