【ミニ講座】大人の土壇場マナー 第20回「親戚の子が第一志望の学校に合格した」

大人の毎日は、土壇場の連続です。華麗に果敢に「大人のマナー」を駆使して、微妙なピンチをかわし、返す刀で自分の株を上げてしまいましょう。

 親戚の子が、第一志望の学校に合格。春からの進学を前に、入学祝いに加えて祝福の言葉をどう投げかけてあげるべきか。

「おめでとう」は基本ですが、「小さいころから賢かったもんね」と過去を脚色しつつ振り返ったり、「将来が楽しみだね」と未来への夢を過剰にふくらませたりなど、時空を超えたホメ言葉を浴びせかけましょう。

 親には「親孝行な子供を持ったね」とうらやましがるのが、何より喜んでもらえる持ち上げ方。「トンビがタカを産んじゃったね」という諺は、本来は親に失礼な意味ですが、なんせ相手は浮かれているので問題ありません。「叔父(叔母)として鼻が高い」も、言っておきたいセリフです。

 仮に第二志望だったとしても、同じ流れで押し切るのが大人の配慮。細かいことは気にせず、手放しで称賛してあげるのが、何よりの慰めになります。



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