【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】恵比寿ブタメン

恵比寿ブタメン@大網にて、ブタメン中(ヤサイマシ、アブラマシ)。

2019年3月の都内・高田馬場へと進出を果たす『恵比寿ブタメン』。

より昔まで遡れば、元々、恵比寿で営業していた『恵比寿駅前バー』が、2011年に千葉県の大網にて実店舗を構え、2014年、更に同じく大網の現在地へと、店舗を拡大しながら再移転。

一時期、東京田無にて2号店を出していたこともある、九十九里エリアでも指折りのガッツリ系の実力店だ。

さて、今回私が同店へと足を運んだのは、本当に久しぶり。恵比寿の地で営業していた頃以来のことであり、かれこれ8年ぶりということになるだろうか。

ひっきりなしに客が訪れる人気ぶりを目の当たりにしながら、現地到着から10分後に入店。

基本メニューである「ブタメン中」を「ヤサイアブラ多め」で注文。

それにしても、券売機。提供するメニューの多さには驚かされる。「ペペロンブタメン」「コチュブタメン」「トムヤムブタメン」etc。

個人的には特に「ペペロンブタメン」が気になった次第。閑話休題。

注文からの待ち時間は10分弱。無駄がなく華麗な女性店長の所作を眺めている間に、気が付けば注文の品が完成!

うん、これは美味い。

豚骨・豚肉・野菜を丁寧に炊き上げた出汁と、毎日継ぎ足す「呼び戻し」方式でコクを増幅させたタレ。

双方が絶妙な塩梅で折り重なったスープが、丼の下半分を占拠。群馬の製麺所から取り寄せたモッチリ太麺に、しっかりと絡みつく。

同店のスープは、他の同系店舗のまぜそばと比較すれば、サラリとしており、かつ、分量が多め。

なので、締めの「スープ割り」が必須となるが、その割りスープがまた絶品。

九十九里で獲れたイワシを100%用いたフルボディの味わいであり、麺を食べ切った後に残る動物系スープとも、ラブラブカップルのような相性の良さ。

思わず、丼を手に持ってゴクゴクと飲み干してしまった。飲み干した後に残る余韻も最高。

店長曰く「この『ブタメン』が全てのメニューの土台となる味」とのこと。お言葉のとおり、軸足がぶれない実に優秀な1杯だと思う。

ごちそうさまでした、またお伺いします!